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沙羅双樹の花の色

毎日書くって、やっぱりなかなか難しいことですね。
でも、昔できてたことが今はできないって、なんなんだろう?

●23日(火・祝)
先週から、『宮尾本 平家物語』(文春文庫)を読みふけっていた。
『篤姫』の原作本を書いた宮尾登美子さんが、恐らく70歳を越して書いたもの。
文庫版では12月現在、3巻までの刊行である。

豪華絢爛の宮中絵巻から、血で血を洗うの源平合戦へと時は流れている。
長い物語なんだけど、章立てがけっこう短くて、展開が早いものだから、
どんどんどんどん大興奮で読み進んでいく。
これは大作、大傑作。がっぷり四つで組んで物語と対峙する読書の喜びを、存分に味わう。

諸行無常の源平合戦、歴史オタクの私なので、そのあらましはもちろん知っていたが、
あの時代の入り組んだ天皇家の婚姻関係、即位順など、
これでまた(必要もない)知識が一気に私の血肉となっています。
3巻は、木曽義仲の入京を前に、都落ちへと踏み切る平家一門のごたごたで締めくくられていた。
残すはラスト4巻。

この世の栄耀栄華を謳歌した平家一門が、その頂点にあった清盛亡き後、
扇の要を失ったが如くに迷走し、源氏の若武者、義経に追い詰められ、
ついには幼帝・安徳天皇ならびに3種の神器を道連れに、
壇ノ浦で一門ともども、西海の藻屑と消え果てることになるのである。

・・・と、美々しく華麗かつ重厚な宮尾節を真似て書いてみました。
全然だめね。

えーっと、この日は、あと、久しぶりにマッサージに行って、
ランニングの疲れが体中に溜まっている感じがしてたので。
夜は、夫・作のハンバーグ定食でした。絶品でした。

●24日(水)
今日から有休、3連休。
寝ぼけ眼で(寝床から)夫を見送り、もうひと眠り・・・って、起きたら昼だよ!
大濠公園へと走って向かう。
公園まで片道3キロ、園内は周回コース2キロを2周、そして帰途でまた3キロ、
合計10キロちょっとの旅である。
やっぱり朝食(しかも昼だし・・・)抜きはきつい。
「なんでこんなことやってんだろアタシ・・・でも、どんだけ遅くても、
 歩くよりは走ったほうが、早く家にたどりつくのだー!」と言い聞かせながら、帰る。

掃除、洗濯、夕飯の準備。
これが毎日まいにち続くと思うと、そして子どもがいたりすると、
つくづく、主婦って大変な仕事よなーと思う。

今夜は、モスチキン(手抜きクリスマスだ! でも間違いなく美味しいもん)、
ハム・レタス・パプリカのサラダ、鮭とブロッコリーのパスタ。シャンパン&ビール。

●25日(木)
昼からのんびりとクルマに揺られて湯布院へ。
夏季・冬季休暇の恒例、夫の会社の温泉つき保養所に一泊。
今回も、保養所近くのスーパーで豊後牛など買って焼肉!と、焼き野菜大量!
しつつ、だらだらとビール飲んで温泉。
極楽なー。

●26日(金)
朝から温泉。いっつも湧いてるなんて、ほんと、温泉ってけなげだよー。
湯布院の町並みをそぞろ歩き、昼食を食べ、帰途につく。
今日も湯布院はとても良い天気、由布岳の雄大な山肌は太陽を受けてきらきらと光り、
ほかにも緑の山並みが奥へ奥へと連なって、とてもきれい。
近くでは、真っ白になったススキが揺れる揺れる。
狭い車内はほどなくぽかぽかとあったまり・・・眠気が・・・
大宰府ICで降りたあと、思いのほか道が混んでおり、裏道のつもりが見事に南区ラビリンスに迷い込む。
ま、助手席の私は気楽なもんです。
小粋な音楽など聞きつつのドライブは楽し。

帰宅後、ふとんにくるまって平家物語をまた読んだりしつつまどろみ、
夕食の前に走る。
湯布院でさんざ飲み食いしたわたくしの体、車でいえばガソリン満タン、
外気は冷たく風もそこまで強くなく、非常に良い調子。
桜坂をのぼり筑肥新道の坂をのぼり、11キロちょっと、63分。
今日で12月の走行距離は100キロを突破しました。初めてだー。

夜は、お歳暮でいただいた巨大ホッケを夫が苦労して焼いて、
あと、上出来の豚汁、昨日のレタスやトマトの大根の残りと共にいただく。
ミュージックステーションスペシャルのトリ、
ミスチルのライブに感動する。
彼らと同じ時代を生きている喜びよ・・・・。
by emit9024 | 2008-12-26 23:39


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