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秋の夜長のお供なら

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日曜日の朝、じゃなくて昼、開ききらない目をこすりながら
「おはよう~、おなかすいた~」
「ごはんできてるよ~」
って、親子の会話かって話ですが、お昼ごはんは夫・作のミートソースパスタでした。
おいしかったです。
我が家の(というか夫の)レパートリーも順調に増えていますので、
遊びに来られる際は、リクエストいただければご準備します☆

ゆうべ、今さらながらに『武士の一分』を見た。
そう、レンタル屋の「緒形拳追悼コーナー」から手にとりました。
緒形さんちょこっとしか出てなかったけど泣
木村拓哉はかっこいくて壇れいはきれいで、脇もしっかりした俳優さんたちが固めてて、
ベタだけど日本人好みのいい話で、だけど、何かこう、いまひとつ足りない。
という感想は、かつて『たそがれ清兵衛』を見たときとまったく同じです。
たぶん、藤沢周平の原作に親しんでいるから、映画を堪能しきれないんだろうと思う。
ま、しょうがないですよね。原作は原作、映画は映画ですから。

俳優さんのとりかたが上手いよね、山田洋次監督。
真田広之も木村拓哉も、貧乏下級侍の姿が、しっくり目に馴染んで見える。
原作はどちらも小品で、もうちょっととぼけた味わいがあるというか、
みっともない感じがすごく愛すべき魅力になっているんだけど、
監督が作りたい世界観との差なんだろうな。

それであらためて『たそがれ清兵衛』の原作やら読み返してたんだけど、
いやー、久しぶりに読むと、やっぱりいいよね、藤沢周平。
秋深まるこれから、藤沢作品を再読する日々が始まりそうです。
by emit9024 | 2008-10-19 21:29


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