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持病になりそうで怖い

日記書きたいんだけど、コメントへのお返事も書きたいんだけど、
人生最大の腰痛に襲われている今日なのです。
右側だけ。刺すような痛み。
明日の仕事が心配だわこりゃ。
こういうときって整形外科とかに行っていいんでしょうか・・・。
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by emit9024 | 2008-10-30 23:22

like a bridge over trouble water

この日記をずっと読んでくれている方々には、
「絶対、書くよね。」
「やっぱり、それか。」
って感じでしょうが、ええ、Qちゃんのことです。
朝、始業前にヤフーひらいてびっくりしました。

考えてみれば、もうすぐ東京国際女子マラソン。
Qちゃんは今年3月の名古屋の直後に出走を明言してたのに、
エントリーについて話題になってなかったもんね。

今は、まだ夜のスポーツニュースの時間にも早いので、
会見の一問一答をネットのニュースで読んだだけなのだけれども、
Qちゃんのコメントは本当にQちゃんらしくてね。
苦しい思いや悔しい思いもたくさんあるんだろうけど、
やっぱり最後までさわやかなQちゃんだった。

もうとにかく、「おつかれさまでした、今までありがとう」ってしか言えないよね。
20代でオリンピックの金メダルをとって、
そこからは、トップアスリートとしてのみならず、
他にもいろんなものを背負って、苦難の連続だったんだろうから。

会見の言葉では、メディアに一番にとりあげられている、
引退を決めた経緯やなんかの冒頭より、最後のほうが印象的。

小出監督への感謝の気持ちと同時に、
監督のもとを離れて独立してからの日々、
そこでは最終的に結果は残せなかったけれど、
「いい時間だった」といったQちゃんの言葉は、
強がりでなく、チームのスタッフに対する気遣いだけでなく、
いくらかオブラートに包んでいるとはしても、本当に素直な気持ちなんだろうな、と思った。

以下、毎日新聞のネットニュースより彼女の言葉を引用。


「今あるのは小出監督がここまで育ててくださって、
 オリンピックだとか世界記録を出させてくださったということは、本当に大切な方です。
 ただ、陸上のメニューをいただき、そのメニューをこなすということに専念してきた中で、
(小出監督の元を離れ)自分のチームを作り、
 そしてそれ以外のこともたくさん学ぶことも出来た3年だったなと思います。

 もちろん陸上だけでなく、それをまとめていくこと、
 自分のメニューを作りやっていくことです。
 やはりあの充実した3年間、自分の足で歩いた3年間というか、
 生きるという意味、人生といった意味では本当に勉強させていただいた3年間だったなと思います。

 一番つらいというのはさほどないんですけれども、一つ挙げるとすれば、
 たった4人のチームですけれどそこをまとめていくことは難しいのかなと思いました。
 やはり、やめていくチームメートもおり、それは私の力不足かなと悩むことはあり、
 そう考えると世の中の社長さんはすごいな、
 わたしはまだまだ人間として半人前だなということを
 常に感じさせられることがすごく多く、
 そういう意味ではこのチームを作ったことは全く後悔していませんし、
 いい時間を過ごさせてもらい良かったと心から思っています。

 一番の相談役はチームのみんなであったので、最後の最後までチームのみんなを頼りにしてきました。」


よく、「最初の金メダルは笑顔、二度目の金メダルは涙」って、言うよね。
ヤワラちゃんも北島康介選手もそうだったよね。
ひとたびトップに経ってからの苦しみっていうのは、それほどまでに苛酷なんだろう。

Qちゃんにもぜひ、またオリンピックという舞台で金メダルを獲って、
うれし泣きに泣いてほしかったけど、
でも引退ということになったからといって、あの栄光が薄れることは絶対ない。

シドニーからの8年間で、結果が求められるスポーツ選手としては、
ある種類の人々には評価されないんだろうけど、
でも、QちゃんにはQちゃんの人生がある。

アスリートでありながら自らが中心になってチームをまとめていく中で、
世の中の社長さんはすごいな、とか、
私はまだまだ人間として半人前だな、とか、
そんなことを考えながら、精一杯やってきた8年間なのだ。
30代の女性として素晴らしい時間を過ごしてきたんだと思う。
Qちゃんのこの8年間は、素晴らしいものだったと思える言葉だと、私は思うのです。
Qちゃんはこれからも、たくさんのランナーを、ファンを、勇気づけてくれる存在だろうし、
彼女はこれからの人生を自分できりひらいていく人なんだろうな、、、と思います。

さて、以下に書くのは、蛇足というか、
読む人にとっては不快だったりするかもしれないし、
もしかしたら書いたことを自分でも後悔するかもしれないけど。

蛇足かもしれない続き。
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by emit9024 | 2008-10-28 21:48

昨日と今日がくっついていくこの世界で

疲れた。
頭からっぽ。
3ヶ月にいっぺんの、「きれいはきたない、きたないはきれい」業務の1週間。
(連結キャッシュ・フロー計算書の作成のことです)
いちお、最大の山場を越えました。
はうー。
頭を使えば使うほど、カロリー消費するってことはないのかね。
22時前帰宅すると、シチューができていた。
そうよね、寒くなったもんね・・・って、夫、相変わらずえらいぞ。季節感のある男。
食べながら、報道ステーション。
く、暗いぜ、世の中。
ほんとにこれから、どうなるんでしょう。
夢や希望のある社会よカモン。
すきっぱらをみたしたら倒れこみそうになったけど、
一念発起して(大げさ)お風呂に入る。
いくぶんすっきりしたので、ビール(=リキュール(発泡性))を飲んでます。

またこんな一週間が始まったさ、
朝と夜との間が長いのか短いのかわかんない日々が。
缶ビール1本がたまらなく甘美なの。
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by emit9024 | 2008-10-27 23:15

変わらないものも確かにあると

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天神でショッピング、友達とランチ、お姉ちゃん来訪と、
最近の私レベルではそれなりに活動的な週末だった。

大学時代の同級生、ゆうきちゃん・なおちゃんと3人でランチしたのは、
これまた大学を卒業してすぐの頃から何度も行ったことのある今泉のカフェテコ。
3年ぶりくらいに行った気がするが、今もものすごく流行ってて、
かわいい格好をした女の子たちが階段にいっぱい並んでいるのも昔のとおり。

友だちも長い付き合いの子が増えてきて、
もっと若いときほど頻繁ではないけれど、時折会うと、
近況報告やらなんやら、話は尽きない。
いいとき苦しいとき、みんなそれぞれにいろいろあって、
それらに対して友だちが直接できることっていうのは少ないものなんだけど、
でも友だちはいつでも友だちで、時々会うだけで何となく元気づけられるような、
無条件に自分を肯定してくれる存在、というふうに私は思ってて、
友だちのがわでもそういうふうに感じてくれてるといいな、と思う。
大人になって仕事したりして、それぞれその場所で信頼関係とか築いているといっても、
若ーいときからの友だちってやっぱり特別なところもあるからね。

写真は、ゆうきちゃんにもらったかわゆいろうそくです。

さて、土曜日の夜ごはんというのは、私の毎週の楽しみである。
共働きだと、なんせ残業とかお互いの飲み会とかで、
平日は一緒にちゃんとしたごはんを食べることもなかなか難しいし、
土曜日は明日も休みってことで、ゆっくりお酒も飲める。

今週は夫が、コロッケと餃子を手作りしてくれた。
すごい組み合わせではあるけど、たねを2種類も作るなんて、見上げたやる気である。
コロッケを成形したり小麦粉をはたいて溶き卵にくぐらせたり、
餃子を皮に包んだりなどと、わたくしも張り切って手伝いました。
(子どものお手伝いレベルだな・・・)
で、すんごく美味しかった! あまりの美味しさにテンション上がったー!

今夜はさわらのバター焼き、ほうれんそうと卵とじ、あらめとニンジンの炒め煮、納豆でした。
またしても夫・作。
本当は煮付けにするつもりで魚を仕入れたらしいのだが、
(そうです、買い物も夫が自らしてくれる我が家です・・・しかも午前中から。私は寝てた)
「へえー、煮付けにするんだ。すぐバター焼きにしちゃうけどね~、さわらって」
という私のお姉ちゃんの言葉を聞いて、
「そっちが正しいかも・・・」と途端に不安になり、調理法を変更したらしいです。
おいしかったです。
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by emit9024 | 2008-10-26 22:30

いとしかなしの木曜の夜

今日はとっとと20時に退社。疲れて・・・。
夫に連絡とったけど繋がらず、夕飯を迷ったがスーパーに寄る。

たまにくる「揚げ物食べたい!、断然トンカツ!」という熱に浮かされて、
脇目もふらずに惣菜コーナーへ。

チキンカツしかなかった。
良い良い、苦しうない、と買い物カゴへ。248円なり。

ついでにビール(=発泡酒)6缶パックも、買い物カゴへ。750円なり。

以上。
レジへ。
うわー、ダメ女の買い物だわ。。。。

「違うんです、野菜、野菜なら家にあるんです。
 日曜日に買い占めたのが、まだたんまりと・・・!」

心の中で叫びながら、お支払。

夫は既に帰宅済、夕食済だった。
早いのね。
  うたばん後半→とんねるず→風のガーデン
今夜はテレビ三昧。
そうか、北川くんはドラマー出身なんだ。
どおりで、リズム感がいいわけだあ。納得。

中井貴一が相変わらずきめ細かい演技で、一瞬たりとも目が離せないったら。
かっこいいとも思わないのに、地味ぃなのに、圧倒的に主役だわ。

しっかし、黒木メイサが不倫してるってこと、なんで親族の誰もかれもが知ってるんだろう?
普通、こそこそやるもんじゃないのか?

音楽が印象的。
と思ったら、『篤姫』の吉俣さんだった。

このドラマ、最後に流れる予告は、「次週の予告」ではないことに気づいた。

緒形さん、毎週、長台詞。
これまた圧倒的。
役者の力だのう。

先週の緒形さんの台詞を某所よりコピー

「岳くん。そんなに悲しんじゃいけません。
 悲しい気持ちはよく分かります。
 悲しむって言葉はね、辛いって気持ちも、もちろんありますが、
 もともと愛しいっていう意味なんです。
 愛しい、愛する、大好きなこと、みんな同じ言葉の意味です。
 字引を引くと、そう出てます。
 愛しいから悲しい、もう会えないから辛い、だから泣くのは全然かまいません。
 おばあちゃんやお母さんが死んじゃったとき、
 おじいちゃんもルイさんもいっぱい泣きました。憶えてるでしょう?
 あの頃君はまだちっちゃかったから不思議そうな顔してキョトンと見てた。
 でも今はもう君は大人になった。
 大人になったから涙が出るんです。
 でもね岳くん。
 生きてるものは必ず死にます。
 おじいちゃんもいずれ死ぬ。
 君だってルイさんだって、いつか死ぬ。
 死ぬってことはね、生きてるものの必ず通る道です。
 君は犬の死に今泣いている。
 だけど花が命を終え枯れて死ぬときにはイチイチ涙流さないでしょう。流しますか? 
 動物と植物違いはあっても、どっちも同じ命なんです。
 でも花は死ぬとき血を流さない。
 だから人間はそれほど同情しない。
 でも同じ命なんですよ。
 蛍がわざわざここへ来て死んだのは、
 おばあちゃんやお母さんに早く飛びついて一刻も早く遊んでほしかったからです。
 今はもうきっと2人に会えて嬉しくってキャッキャと遊んでます。
 君とかルイさんとかおじいちゃんのことは多分もうすっかり忘れてるでしょう。
 死ぬってことは、そういうことなんです。
 恐ろしいことじゃ決してありません。
 明日裏山に埋めてあげましょう。」

これを、合いの手も持たず、ひとりで。
多分、途中でカットなしの長回し。
一言ひとこと、かみしめるように。

今日の台詞も、長かった、長かった。
またあそこでアップされたら書き留めたい。
(著作権の問題は・・・個人的なメモとして許していただきたい。)

緒形さん、、、、泣
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by emit9024 | 2008-10-23 23:26

夜にほくそ笑む、叫ぶ

午後6時の更衣室、
「あーん雨が降りだしてるー」
「今日降るっていってたっけ?!」
悲嘆にくれる帰宅前の女子社員たちを尻目に、余裕の表情を浮かべる私。

傘はない。

しかし、私は今、お顔の脂をとるため、この場所に立ち寄っただけなのだ。
今日の降水確率は20%だった(たぶん)。
私が会社を出るのは、まだまだ先のこと。

果たして22時、雨上がりの夜空に自転車こいでゆうゆうと帰宅。
こういうとき、残業組の小さな幸せを感じるよねっ。
あー、ちょっとむなしいっ。

あとね、「今日は女子で最後のひとり。」ってわかりきってるがゆえに、
帰りの更衣室における着替えを、殊更おおっぴらにできるっていう役得もありますね。
下着とか見えないように、、、とか、
隣の人の領域を侵さないように、、、なんて気遣いゼロ。
ぱーーーっと景気よく脱いで、
いったん脱いだものなんか、その辺にポーンと、ほっちからして着替えられますのよ。
ハナウタよりも大きい音量で、好きな歌くちずさんだりしてもOK。
ま、現実問題、その時間になると、ハナウタ歌うほどの余力も残ってなかったりするけどね。

「自由だーーーー!」
って、犬井ヒロシばりに叫んで解放感を味わってみたことも・・・や、ないけど。
そういうこともできる可能性を秘めた、夜のひとりの更衣室ですのよ。
ふっ・・・・・・・・。むなしくなんか、ないですよ。
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by emit9024 | 2008-10-22 23:39

波は押し寄せてる

いかにも景気が悪くなってきたな、と思う。第2四半期決算(=中間決算ね)。
社員各人の営業努力にもかかわらず、
金融商品の時価会計やら、固定資産の減損会計やらで表出する損たちよ。
(とはいっても、その責任の所在ってやつも、ないともいえないのだろうが、、、)
ともかく、営業外や特別の損が出て、そして景気が悪化するとなれば、
これらはいずれ営業利益にも波及してくるんだろうから、
そりゃ、コストダウンの方策も練るよね、経営陣。
もちろん、うちの会社に限ったことではなく、トレンドだけど。

「ゴーイング・コンサーン」つまり会社は永遠に続いていくものだと定義してみても、
俗に「会社の寿命は30年」なんて、よく言いますね。
それでいうと、もう立派に長命な我が社。

事業の性質上、景気の良し悪しがもろに影響するのは、ある意味必然で、
「悪いとき」も存分に経験してきながら生きながらえてきた会社だけれども、
そのために、役員社員関係各位いろんな努力をし、また犠牲を払ってきたのもほんとで、
だんだん長くなっている自分の会社生活に愛憎入り混じる思いを抱きつつも、
今後の不景気にも強く立ち向かっていきたいと思うのもまた当然のこと。

好景気だから不景気だから、っていう理由で、
私の直接の仕事量が増減するわけじゃないけど、
それは大方の社員がみんなそうだろうけど、
不景気下での仕事って、なんだ、あれだよねぇ、やっぱり。
個人のモチベーションとは別にさ。

好景気なら切磋琢磨。
まあ、そんなきれいなもんじゃないけどさ、実際は。
でも、まあ、そういえる。
不景気なら、ほんとに、落とし合いの世界になってくるもんなあ、社内外問わず。
そこで、せめてどうやって、自分のやるべきことをやるか。
せめて、自分レベルで負けないようにやってくか。
マリナーズ生活の長いイチローも、こんな気持ちなのかしら、、、、
って、レベルが違いすぎる話だろうけれどもさ。
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by emit9024 | 2008-10-22 00:36

あたしは忘れちゃいないよ。

なな、なんと、先週金曜の『流星の絆』初回放送、視聴率21.2%ですってよ。
クドカン×磯山晶プロデューサーってことで、チェックはしていたものの、
当日のお誘いを受けてうっかり飲みに行って見逃した間に。。。。

ってのはいいとして。
秋スタートの金曜22時TBSドラマ。
といえば、去年は同じ磯山Pで『歌姫』をやってた枠じゃあないですか!
愛してやまない『歌姫』、
去年の10~12月の、このブログを見返すと、うざったらしいほどに感想を綴ってる『歌姫』、
2007年のマイ・ベスト・ドラマ『歌姫』、
(ただし3ヶ月で1クール部門。なぜなら『風林火山』があったから、、、)
その『歌姫』の初回視聴率といえば、なんと、なんと、9.2%やったとよーーー!

これはいったい、どういうことよ、TBS! 
番宣に差をつけすぎなんやないと?!
そして、フジテレビもフジテレビだ!
去年のこの枠のドラマ初回と2回目の放送時には、裏番組を粉砕するために
『踊る大捜査線THE MOVIE』および『交渉人・真下正義』という大砲をぶっ放してきてたじゃないの!
なんで今年の初回の裏は、『ホーム・アローン3』なんて、へなちょこなんだよう!
何か裏取引してんのか?!

・・・などと、ちょっと(?)惑乱してしまったけれども。
や、「流星の絆」スタッフ及びキャストの方々を思えば、
この高視聴率は、素直に「おめでとう」と、喜んでいるんです。
磯山Pとクドカン好きなんで、今週からこのドラマも時間が合えば見るつもりだし。
でもでも、「歌姫」の放送時の不遇を思うと、今でも不憫だよ~。
ギャラクシー賞を獲るなど、作品自体の評価は高かったから、
何とか救いのあるようなものの。
だからこそもっと、放送中から評価されてほしかった・・・っていうこのファンごころよ。

まあ、それはさておき。
今夜は疲れましたよ、22時すぎまでお仕事。
今日から監査も始まりましたからね、しばらくこんな感じだろう。
おかげでちょっと興味がないでもなかった『イノセント・ラブ』初回も見逃しましたよ。
・・・って、私はいつのまに、こんなドラマっ子になってんでしょう。
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by emit9024 | 2008-10-20 23:04

秋の夜長のお供なら

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日曜日の朝、じゃなくて昼、開ききらない目をこすりながら
「おはよう~、おなかすいた~」
「ごはんできてるよ~」
って、親子の会話かって話ですが、お昼ごはんは夫・作のミートソースパスタでした。
おいしかったです。
我が家の(というか夫の)レパートリーも順調に増えていますので、
遊びに来られる際は、リクエストいただければご準備します☆

ゆうべ、今さらながらに『武士の一分』を見た。
そう、レンタル屋の「緒形拳追悼コーナー」から手にとりました。
緒形さんちょこっとしか出てなかったけど泣
木村拓哉はかっこいくて壇れいはきれいで、脇もしっかりした俳優さんたちが固めてて、
ベタだけど日本人好みのいい話で、だけど、何かこう、いまひとつ足りない。
という感想は、かつて『たそがれ清兵衛』を見たときとまったく同じです。
たぶん、藤沢周平の原作に親しんでいるから、映画を堪能しきれないんだろうと思う。
ま、しょうがないですよね。原作は原作、映画は映画ですから。

俳優さんのとりかたが上手いよね、山田洋次監督。
真田広之も木村拓哉も、貧乏下級侍の姿が、しっくり目に馴染んで見える。
原作はどちらも小品で、もうちょっととぼけた味わいがあるというか、
みっともない感じがすごく愛すべき魅力になっているんだけど、
監督が作りたい世界観との差なんだろうな。

それであらためて『たそがれ清兵衛』の原作やら読み返してたんだけど、
いやー、久しぶりに読むと、やっぱりいいよね、藤沢周平。
秋深まるこれから、藤沢作品を再読する日々が始まりそうです。
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by emit9024 | 2008-10-19 21:29

からだが語るもの

今週発売の『週刊ポスト』に、緒形拳追悼の記事があった。
『火宅の人』ほか、有名映画で演じた、緒形さんの数々の濡れ場シーンについての言及。

若かりし頃の松坂慶子、原田美枝子、藤真利子、樋口可南子などと、
はげしく絡み合うさま、そのシーンの背景を、簡潔に文章で再現したもの。
「週刊ポスト」という雑誌に求められているものと、
名優・緒形さんへの敬意とが、
両立してる感じがすごくして、
1ページに満たないくらいの短い記事だったけど、何だか好感がもてた。

私は、緒形さんを「父親」「祖父」的な役どころでしか見たことのない世代だけど、
男らしいぎらぎらとした演技ってのも間違いなく緒形さんの真骨頂だったはずで、
きっとそういうシーンもね、すごいインパクトで人々の心に残っている、
とにかく「名シーン」だったはずで、
なんかね、「いやらしい!」とかっていうのは感じなくて、
緒形さんもこれ読んで、嫌な気はしないんじゃないかって思った。

愛情も憎悪も諦念も欲望も、綺麗も汚いも、
生きている人間のなまなましい姿を、演じ続けた人だったんだろうから。

・・・とか言いつつ、立ち読みした雑誌が、
「ポスト」じゃなくて「現代」だった気がしないでもないんですが。
たぶん、ポストだよね?
あの雑誌、けっこう好きなんよ、普段から。

で、今夜はまた『風のガーデン』に間に合うように帰ってきて、見ましたよ。
先週の予告で流れてたシーンがなかったのが不思議、というか解せなかったのだが、
「緒形さんのシーンを編集で増やしたからカットされたんやないと?」
という夫の言葉に、それもありか、と納得するわたくし。

本当に不思議だなあと思った。
もうこの世にはいなくなってしまった緒形さんが、
あと2ヶ月は、私たちが初めて見る姿を、見せ続けるってこと。

「そんなに悲しんじゃいけません。
 死ぬことは、生きている者が必ず通る道です。」
ドラマで緒形拳が言うせりふは、どうしようもない真実であって、
でも、生きている人間は、逝く人も遺される人も、老いた人も若い人も、
どうしたって、そう簡単にわりきれるはずない、
でも、命の尽きる者と、まだ続く者と、
それぞれの立場をどうにかしてまっとうするしかない、
きっとそういうドラマになるんだろうな、って思う。
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by emit9024 | 2008-10-16 23:26