<   2008年 08月 ( 14 )   > この月の画像一覧

登別ラストナイトクルージング

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この旅さいごの夜は、札幌から120キロほど走り、『望楼NOGUCHI登別』で過ごします。
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by emit9024 | 2008-08-29 00:28

カニアルキング

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札幌の夜は今宵も、プリン体摂取し肝臓に負担をかけながら、楽しく更けてゆきます
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by emit9024 | 2008-08-27 23:50

余市カスキング

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小樽散策→余市ニッカウヰスキー蒸留所→札幌へ

今日明日はJR札幌タワーホテル日航に宿泊。
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by emit9024 | 2008-08-27 00:05

お馬さんキッシング

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夏休み第二弾。ということで、俗にいうハネムーン☆に来ています。
人に言わせれば『ぐーたらプラン』だという、北海道4泊5日の旅です。もっとも、夫は「ぐーたらはオマエだけだ、俺も同類にされるのは甚だ不本意」と言っている。
確かに、この旅のプラン立案から手続き、実際の運転に至るまで、私はまったくノータッチ、自主性ゼロで、まるで接待旅行のような趣なんですがね。
とにかくこの北の大地で解放されてゆるりと過ごしたい。
写真は苫小牧のノーザンホースファーム、お馬さんにも乗せてもらいました。
今夜は小樽泊です。運河沿いに建った、見かけはなんだかラブホテルみたいなんだけど、入ってみるとなかなかにシックでひろびろとした部屋であります。
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by emit9024 | 2008-08-25 21:08

Beijing 2008 サムライたち

ほんとに、本当に、素晴らしい金メダル!!!
女子ソフトボール決勝を見てました。
ちなみにわたしは、ソフト部出身です。
ああ、涙が出てくるよ。
上野投手の、力投なんて言葉じゃあらわせないほどの連夜の渾身の投球、
金メダルを獲った瞬間からの、涙すらない全開の笑顔、
かたわらで、もとから場末のスナックのママみたいなハスキーボイスなのに、
もう涙なみだで、「かすれ声、ここに極まれり」みたいな宇津木妙子前監督の、
「やったあ・・・おめでとう、ほんとによかった」って繰り返される祝福。

生観戦の迫力には及ばないとしても、
テレビで見ていて感動を増幅させるのは、こういう元・競技者や元・指導者など、
その競技に長年深く携わってきた人々の解説だったりもするよね。

中でも今大会では、男気にあふれた求道者たる女性陣の気迫むんむんの解説が光ったね。
女子柔道、山口さんの「よし!一本!」とか、
シンクロ、立花さんの「脚から魂を出さないと!」とか、
今日の宇津木さんの「うし! ナイスボール! よっしゃー!」とか。
クールすぎて一般受けしづらい有森さんのマラソン解説も、私には大好評ですよ。

表彰台の選手たちの笑顔や涙を見ると、
「おめでとう」じゃなくて、「ありがとう。ほんと、ありがとう!」って言いたくなる。
ほとんどの競技、オリンピックとか、あるいは世界陸上みたいな大きな大会しか見てないけど。
選手、スタッフ、サポーター、あるいはメダルを獲る前に敗れていった過去の関係者たち、
みんなみんなの思いが結実した瞬間を目の当たりにできる幸せ。

表彰式で流れる「君が代」は、なんて感動的なんでしょう。
歴史の推移を考えたら、手放しで褒め称えることができないかもしれないものだとしても、
こんなに美しい国歌、ないよ?て思う瞬間だ。
なんて荘厳な、凛とした歌。日の丸を見つめる選手たちの表情はほんとに美しい。
日本の一流のスポーツ選手たちは、古武士みたいな風格があるもん、みんな。
その高い精神性にぴったりの歌だ。

古武士といえば、シンクロコーチの井村雅代さんだ。
中国のヘッドコーチになったことで、「国賊!」呼ばわりまでされてるとかも聞くけどさ。
27年間、日本のシンクロを育ててきて、辞めたあと、それで他国に行くってさ。
どんだけの覚悟で、意志で行ったか、って話ですよ。
そんなにホイホイ宗旨替えできるわけないやん。
サッカーやらスケートやらで外国人監督を招聘するのはあたりまえで、
自分の国から出て行った監督を非難するって、そりゃないでしょ。

井村さんはああいう人だから(って、知ったようなこと書くけど)、
相変わらず舌鋒鋭く、日本シンクロのことも言うけど、
でもひとたび中国の監督を引き受けて、日本に甘いクチ叩くわけないし。
私たち、オリンピックやなんかでだけ、にわかに応援する日本人の、何倍も何十倍も、
日本チームに対する思いは深いに決まってるやん。

井村語録。
「私の前で浮き上がってきた選手は、二度と使わない」
「顔なんてブサイクでもええの。顔を輝かせるのは心です」
「努力する“心の才能”がいちばん」
「スポーツ選手で一番カッコ悪いのは、その競技で強いということだけで、全てにおいて自分が偉いと勘違いすること」
「シンクロがうまいからって、親が子どもにへいこらしちゃだめ。
 シンクロをさせてあげてることに感謝させなきゃ」
「本気で叱ること。人間は、誰でも必ずもっと良くなりたいと思っている。そう信じて叱る」
「嫌われることなんて怖くない。一生懸命やった成果を出して、最後に良かったと思って欲しい」

有名なの言葉は数々あれど、しびれるのはこれよ。
「錆びた刀は抜けない。いつでも刀を抜けるように、研ぎ続けていないと」
ど、どんなサムライですかー!
口が悪かろうと、極端だろうと、これだけ筋の通った人、結果を出し続ける人だもん。
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by emit9024 | 2008-08-21 23:34

今宵も Beijing 2008 陸上競技

ゆうべは、今は昔、私の直属の上司だった人にお誘いを受けて飲みに行ってました。
久しぶりにお会いするので話はもりだくさん。
かつては業務上の短い会話でさえおそるおそるだった身分高い方(笑)との相対となりますので、
しっかりせねば、と思って臨んだわけですが、ワイン1本あけたころから気分はゆるゆる。
何とか帰宅したあとの記憶はまばらです。

さて、かわって現在の上司は、夏休みを終えて今日からご出勤。
8年目のおつきあいともなれば、現在のところまだ、夫よりも長い時間をまいにちまいにち共にしてきた人ということで、
10日以上ぶりともなると、たいがい懐かしい気すらします。
まあ、職場での間柄ですから、親愛の情を確かめ合うような事態はまれであり、
むしろ殺伐とすることもままあるわけで、休み明け早速、シビアな報告事項・相談事項に明け暮れておりました。

しかし何といっても未だ8月。
わたくしはそこそこの時間で、会社からはお暇しますよ。
来週、旅行のため、まるっと休むということもあってか、夫のほうは今週、残業続き。
今夜は何を作ってさしあげようかな~と思ってると携帯にメールが入り、
仕事の後、軽く飲んでくることにしたとのこと。
昨日は私が飲んで帰り、今日は彼が飲んで帰り、予定によると彼は明日も飲み会、金曜日はまた私の飲み会ということで、
平日はさっぱり共にする時間が少ないのも、まあ共働きの必定ですな。
何だかさみしいものではあるが、「よっしゃ、じゃ、今夜はごはん要らないね」と
それなりに嬉しい気持ちになるあたり、私も正しい主婦の道を歩んでいる気もする。

というわけで、今夜はわたくし、会社でいただいた中元のお素麺をゆで、
おととい作りおきしておいた肉じゃがの残りと一緒に食べ、
あとはビール片手にひたすら、楽しくオリンピック観戦です。

シンクロ、ネットニュースで既に銅メダル獲得の旨、存じていたけれど、
実際の演技を見たらやっぱり興奮の嵐でした。
ロス五輪にて正式競技として採用されて以来続くメダル獲得という、
素晴らしい成績を刻んだ日本のペアはもちろん素敵で、思わず感涙にむせんでしまったのですが、
金メダルを獲ったロシアペアの図抜けた実力といったらどうでしょう。
このシロウトの目をしてはっきりとわからしめる圧倒的な演技だった。
ていうか、シンクロ。多くの競技にほかならず、これもまた、10年やそこらの間に何と進化したことよ。
今は、かつてこの競技の印象である美しさ、優美さを競うというよりも、
「どんだけ驚かしてやるか?!」みたいなことになってますね。

そしてそして、陸上競技を堪能してますよー。

5,000m予選(準決勝?)、こういうのが見られるのが喜びよねぇ。
ただ単に走っているだけのように見えて、実は細かい揺さぶり、絶え間ない駆け引き。
何とも息づまる、愉悦の12,3分間です。
解説は、私のランニングバイブルの著者でもある、金哲彦さん。
今日も涼やかでわかりやすいお話をうかがえてうれしい限り。
現役早稲田大学生である竹澤選手が登場した組では、一生懸命応援もされてました。
残念ながら予選突破は難しい状況みたいだけど、でも大健闘だったと思う!

劉翔が棄権して地元に凄まじい波紋を呼んでいる中、続いている110Mハードル準決勝。
もう一人の中国選手、去年の世界陸上にも出てたよ、実直そうなこの人。
惜しかったね、もうちょっとだったんだけどね。
あの、異様ともいえる鳥の巣の「加油!!」大声援。重いよね・・・。
ロブレスはやっぱり速かったねえ。でも、解説の人によれば、彼さえも動きが固かったんだって。

200m女子準決勝では、キャンベルとアリソンが実力どおり、それぞれの組でトップ通過。
くーっ、あんたたち、今年もかっこいいね!
両者ののお顔、走りを見るのも1年ぶりだよ。懐かしいよー!

そしてそして!
テレビ見つつ、細切れで書いてるこの日記ですが、今、200M男子決勝、決しましたよ!
ウサイン・ボルト。
あんた、これ、決勝だよ・・・? どんだけぶっちぎるん?
周りと斤量が違うとしか思えんっちゃけど!?
(どうしても競馬目線で見てしまう面ってあるよね、、、)
100、200、文句なしの2冠かあ。
去年のタイソン・ゲイの激走が記憶に新しい身としては、
何か狐につままれたような気持ちもありますが、彼が今現在のチャンピオンなんだなあ。
わたくしご贔屓の刈屋アナウンサーには、100の優勝のとき「世紀の欽ちゃん走り」なんて言われてましたな笑

で、ボルト選手、ゴールした後、歓喜というよりむしろ放心状態で、トラックに仰向けになった。
ここでアナウンサー、「ボルト、大の字になりました!」と実況。
そうなんだよー、大の字なんだよ。
ボルトは、「大」の意識もあるわけないけどね。
大の字って、すごく、いい表現ですね。

さ、夫も帰宅。
今宵は「越後屋」にて、夏のもつ鍋を楽しんできたらしい。
ボルトのVTRを見せ、澤野のこれまでのストーリーも語って聞かせました。
そう、棒高跳び澤野!
去年の大阪世界陸上では、酷暑により体力を奪われ脚の痙攣を起こし、
無念の記録なしに終わってしまった澤野! がんばれ、この夏も見てるぞ!!
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by emit9024 | 2008-08-21 00:26

Beijing 2008 陸上競技

■昨日の女子マラソンのこと。
・ヌデレバさんは、昨今の一流マラソン選手なら当たり前にするコースの事前下見を、何と、しないらしい。
『「もし急に目の前が坂だったらどうするの?」と増田さんが聞いたら、
「そんなの私には変えられないんだから、しょうがないじゃない!」だそーです』
(ほぼ日刊イトイ新聞 内 観たぞ!アテネオリンピック より)
 男前だ・・・。
 でも、だからトメスクの抜け出しを見逃しちゃうのね。あたしはそんなヌデレバさんが大好き。

・このヌデレバさん、小柄で、ありったけ細身の筋肉質で、軽い走り方がとても綺麗。
 マラソンを見てて思うのは、走り方って「お箸のもちかた」「エンピツの握り方」みたいな正しいのは全然ないんだなってこと。
 世界の一流選手たち、走り方はそれぞれ、シロウト目に見ても、全然違う。
 あるときはラドクリフが勝ち、あるときはヌデレバが、野口が勝ち、そして今回はトメスクが勝った。
 どれが正しいとかないんだな。
 それはとても、すばらしいことのように思える。

・昨日のテレビ中継での解説は有森裕子さんだったが、彼女の解説には、批判も多い。
 なんたって、あの鈴の音の声をもつ、慈悲深く優しい増田明美さんの解説と比べる人が多いから。
 もちろん増田さんはすばらしい。ほんとうに、陸上競技と、陸上選手に対する愛情を感じるから。
 でも私は、有森さんの解説も大好きだ。
 あの硬質な声、理知的でクールな解説。
 福士加代子がバテようと、土佐礼子が痛みに耐えかねようと、高橋尚子が遅れようと、まったく同情の色を見せない。
 あるいは、野口が高橋が金メダルを獲ろうと、過剰な称賛で盛り上げない。
 それは有森さんらしいやり方だと思う。
 決して冷たいんじゃない。彼女は、選手としての栄光も挫折も知り尽くしているんだもん。
 彼女はきっと、同情も変なヨイショもされたくない、って思うタイプなんだろう。
 それに、叙情的でなくても、彼女の解説は十分に、見てる人たちにわかりやすく、いろんなことを伝えてくれる。
 
 でも、いつか高橋尚子が、野口みずきが、マラソンレースの解説をする日もくるのかな。
 それはそれで、聞いてみたい。マラソンファンとしては、やっぱり。

・トメスクやヌデレバ、ラドクリフ、シモンのように、
 女子マラソンはいつのまにか、
 30代になり、家庭をもっても走り続けるランナーが一流であり続けることのできる競技になった。
 日本は伝統的にマラソンに強いけど、この潮流には、まだ追いついてない。
 世界大会レベルで強い三十路ランナーが出てきたら、もっとうれしいのにな。

■劉翔、棄権
 110メートルハードルの覇者、アジアの昇り龍。黄色人種の星。
 そんな、まさか、イヤー!!!!
 て、思った、私も。
 でも、そういうことって、あるんだよね。
 4年に1度の大舞台に照準を合わせることは、斯くも難しい。
 だからこそ、栄冠を手にする人たちを、惜しみなく称えたい。
 だけど、敗者のこと、村上春樹の言葉を借りるなら、「とりあえずの敗者」のことを、どういう目線で見るか?

■鳥人・エレーナ・イシンバエワ・・・。
 今夜は女子棒高跳びの決勝です。
 わたくし、今夜は所用あり、仕事をさっさと切り上げて早く帰り、夜ごはん作ったり掃除したりしつつ、
 珍しくテレビをつけっぱなしにして、ワクテカとチラチラ見てました。
 しかし。
 いつものことながら、競技が始まっても、エレーナは涼しい顔で競技場に寝っころがって、ヘッドホンで音楽なんか聴いてます。
 低いバーなんてパスの嵐。
 ようやっと4m70で参戦。すでに、幾人かの跳者は、失敗して脱落している。
 あたりまえのように、1回目で、余裕綽々のクリア。
 エレーナさん!!! 相変わらずかっこいい! さあ、これから!!!

 ・・・しかし、ここで、中継は無情にも、なでしこジャパンを映し始めるのであった。
 や、なでしこさんたちのことはもちろん、応援してますよ。日本人ですから。
 でも、エレーナ! エレーナの跳躍も見せてよー! これからなのに!
 てか、多分すぐ終わるのに!
(去年の大阪世界陸上では、たった4回の跳躍で世界一になった)
 ああ、あたし、やっぱり、オリンピックより世界陸上が好きかも。
 心ゆくまで陸上競技を見せてー!
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by emit9024 | 2008-08-18 23:40

大人の夏休み2008

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大人の夏休みは短い。でも短いからこそ、がんばりがいがあるというか、濃縮された楽しみがあるように思う。
といっても、毎年5営業日+土日で9日間の休みというのは、ニッポン国の大人としてはかなり恵まれているほうだろう。春秋の仇をここで討っています。

14日は、朝に走り、昼に家事をすませて、夕方、単身実家へ帰った。姉も来たので、本当に久しぶりに家族4人集合。

翌日15日の夕方、夫も来て、近所の回転寿司を食べに行く。お盆の早い夜、外の豪雨をものともせずに、店は大繁盛だった。
親と過ごして、夫の運転で我が家へ帰り、夫婦で軽く酒肴。妙に幸せを感じる。

16日、今度は夫の実家へ。心づくし、というにはすごい量の昼ごはん。たらふく食べて、夫は昼寝。うちの実家でもそうだったが、結婚式の写真を見て喜ぶ両親を見ると、こちらもうれしい。家族で同じことを喜べるっていいな、と素直に思う。
写真は、夫の実家からもらってきた野菜たち。すべて、夫のお父さんが趣味で(!)作ったものです。

そして今日は、夏休み第1弾最終日。女子マラソンなのでもちろん早起きしました。日本勢は残念だったけど、こうなるとむしろ、レース観戦を純粋に楽しめるというもの。トメスク、お見事だった。シドニーの高橋尚子にしろ、アテネの野口みずきにしろ、古くはアトランタのロバにしろ、やっぱり、オリンピックという大レースでの金メダルというのは「獲りにいく」ものなんだなーと実感。トラック直線までもつれこんだ銀メダル争いもすごかった。最後はヌデレバの貫禄勝ちでしたね。でも彼女、序盤で集団を嫌って後ろにつけていたせいで、トメスクが早くに抜け出していたのを、競技場に入るまで気づかなかったらしい。それもドラマだなあ。

野口のギリギリの欠場とか、土佐礼子の無理を押しての出場とかに対して、例によって短絡的な批判が噴出してるけど、選手の皆さんはどうか耳を貸さないように。気楽な観衆とはまったくの別次元で戦っている人たちに、不敬な物言いはしたくないものだ。
それにしてもオリンピックも半ばを過ぎ、ここまでの成績を見ると、戦前に「ほぼ日刊イトイ新聞」で刈屋アナウンサーが予想した「今回の五輪の金メダルは、アテネの余力」とでもいうべきものになるだろう、というのがぴったり当たっています。体操の内村くんとか水泳の入江くんとかいますが、次のロンドン五輪こそが、真のニューヒーロー・ヒロイン誕生のときになるのかな。

休みの間には本や映像との至福のときもありました。

『村田エフェンディ滞土録』(梨木香歩 角川文庫)。
相変わらず本はいつも傍らにあるけど、あわただしい日常では、どうしてもエッセイとか、気軽な読み物を選びがちなもの。
「終わるのがもったいないからゆっくり読みたい」という気持ちと戦いつつも、どんどん読み進んでいった。
そしてラストも圧巻。感動とかいう言葉じゃ薄っぺらいくらい、読み終わったあとに「万感の思い」みたいなのがこみあげてくる読書は久々だった気がする。
「春になったら苺を摘みに」や、「家守綺譚」、「からくりからくさ」でも思ったけど、梨木香歩という人、こういう人を、真の国際人、歴史家というんじゃないかと思う。言葉選びや文章も本当に知的で、品性高い。理性的で、ウェットではないのに、人間に対してすごく温かい目線なのも素敵。読書の喜びというのをここまで感じさせてくれる作家は、そう多くない。次の作品が楽しみだ。
蛇足だけど、この作品と同じく、昭和初期を舞台にした「蒲公英草紙」(恩田陸)を最近読んだので、そのレベルの違いを感じずにはいられなかった・・・。

再読では、やはりオリンピック開催中なので、村上春樹の「シドニー!」がことさら面白く感じられ、その流れで続けて読んだ「走ることについて語るときに僕の語ること」も、市民ランナーの端くれとして、うなずくところが多かった。

DVDでは『時をかける少女』を見た。筒井康隆の原作小説、20年ほど前に原田知世主演で映像化されたもののリメイク・・・ではなく、続編?みたいなものらしいアニメ。劇場公開されていたころから気になっていて、2年越しでようやく鑑賞。
見るなら夏だろうと決めていたが、大正解! 
描きこまれた夏の風景だけでもじんとくる。「そうなんだよ、時は二度と、戻らないものなんだよね、だから、いとおしいものなんだよね。。。」と、しみじみ感じるオーバーエイジ枠のわたくし。さわやかで切ない印象を残す佳作でした。

さて、明日からは仕事か。
でも、私には夏休み第2弾が控えてるんだよね、実は。
とりあえず来週は、消費税の申告準備その他だな。うん。
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by emit9024 | 2008-08-17 22:58

鍵を探しています

今朝も夫を仕事に送り出したあと朝ランに出た。
これで、夏休み5日目(もう!早すぎる・・・)にして、4回目のランニングになる。
こんなに連続して走ったことはない気がするのでちょっと不安だったけど、
夏場の今は1回につき5~7キロしか走っていないので、脚の不調もない。
平尾から高宮に抜ける坂の連続にも、多少は慣れてきた。
昨日買った、i-pod用の新しいイヤホンは、耳にぴったり嵌まって少しも抜ける気配なし。
これまで、始終イヤホンの具合を気にしながら走っていたのが嘘のようだ。

今日は30分で切り上げて、シャワーを浴び、また風呂場でランパンやらランシャツやら洗濯し、
ゆうべの残りで朝ごはんをすませて、自転車に乗って、福岡市美術館へ。

黒田藩の居城であった福岡城址は、現在、舞鶴公園となっており、
そのすぐ隣に位置するのが、私のランニングスポットとしても(私にとって)おなじみの、大濠公園。
その敷地内に、福岡市美術館はあります。
赤坂けやき通りを西へ進んで、福岡城址の碑や、広田弘毅像(あるんですよ、これが。文人首相として、唯一、東京裁判で極刑となった人ですよね。福岡が生んだ唯一の首相です。)を横目に見ながらたどりつく美術館。
福岡都心のすぐそばにあって、整った緑多い地域で、この酷暑でも自転車を走らせるとなかなか心和みます。
ちなみに、我が家からは、自転車で15分といったところ。

ボストン美術館所蔵の大浮世絵展をやっている。
江戸~近現代にかけての日本画については、私はちょっと堂の入った、にわかファン(?)なのです。
絵の技術がどうとかっていうのは、悲しいことにわからないけど、
明治期以降の日本画は、西洋のものと比べても遜色ないほどの大迫力で胸打たれるし、
江戸期の日本画は、江戸時代の風俗がいきいきと描かれてるっていう点で、
歴史ファン・時代小説ファン・歌舞伎ファンとしては、心躍るものがあります。
春信やら歌麿、写楽に北斎といった有名どころの作品も多数出るというので、盛況な美術展でした。

いったん帰宅し、お蕎麦をゆでて食べ、夕方前から再び外出。
平尾近辺であちこち・・・そして、ここで大トラブル勃発です。
午後6時前、スーパーやら本屋やらクリーニングやらでの荷物を抱えてマンションの下に自転車をつけたんですが、
家の鍵が・・・消えてます・・・。

おりしも、外はここんとこ連日での、夏の夕立。
30分ほど、自転車置き場でまんじりともせずに時を過ごし、雨上がりの平尾を自分の足跡をたどって巡るも見つからず。
結局、仕事帰りの夫と合流して、ようやく帰宅と相成ったのでした。

グラタンを作ろうと思って買い物してたけど、とてもそういうテンションでなくなってしまった。
夫の英断で出前をとる。
落ち込んで、体を丸めてふて寝する私の背後で、中華料理屋さんに注文の電話をする夫だったが、
電話に出たのが新米のチャイニーズさんだったらしく、住所の伝達がまったくうまくいかずに、
「○番地・・・えーっと、リャン! 次は、スー」
とか一生懸命言ってて、笑いを禁じ得ませんでした。
ああ、今、書きながら思い出すだけでも笑える。
私が鍵さえなくさなければ、こんな苦労をさせることもなかったのに、ごめんよ。
そして、こういうことでも人を責めない彼を、あらためて尊敬。

無事に出前は届きました。

「シドニー!」読了の流れで読んでいた、「走ることについて語るときに僕の語ること」(村上春樹)の再読も終了。
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by emit9024 | 2008-08-13 22:25

暑さにまかせ ふたりは旅に出た

タイトルは、サニーサイドサービスの歌詞より。

湯布院の夜は焼肉とビールと温泉で更けた。
その圧倒的な存在感を誇る牛肉のため、そのような呼称を用いるけれど、
実際は野菜その他もどんどこと焼いていきます。
この日は、ナス・玉ねぎ・ピーマン・もやし・トマト・オクラ。
ま、牛脂まみれになっている時点で、ヘルシーとは言いがたいかもしれないけど、
焼肉の日の野菜の消費量も、なかなかすごいものがあります。(ビールの消費量も。)
「篤姫」見ながら食べてたら、途中で内柴選手の金メダルのテロップ入った。

翌朝は8時、朝ジョギングでスタート。
やってみたかったんだよねー、「旅先で朝ラン」。
何か、旅人っぽくない? そしてランナーっぽくない?
このためにわざわざ、ラン用のシャツとパンツはもちろん、シューズまで持ってきたんだぜ。
この辺はまた、平尾近辺以上に、むしろ長崎といい勝負するくらいに半端ない坂の連続なのだったが、それもまた楽し。
標高ちょっと高いだけあって、涼しいし。
朝から蝉の声もするけど、ゆうべはこおろぎも鳴いていた。
それでも朝の日差しはまだ夏。目に由布岳の青が眩しい。
宿に戻って、即、温泉入湯だ。

1泊2日の間に、持参していた本「シドニー!」(村上春樹)の再読終了。
五輪開催の夏に読むと、臨場感は最高。
大衆の支持を得るには、あまりにも冷めた、むしろ批判的な目で綴られた五輪観戦記なのかもしれないが、
そこも含めて、とにかく村上春樹らしくて、好き。そもそも、旅行記としてものすごく秀逸だし。

そして、やっぱり、日本中の人が見たオリンピックが、この当代きっての作家の手にかかってどのように表現されるのか、
っていうのだけでも、スポーツファンにとって一読の価値はあまりにもあります。
五輪のマウンドに立つ松坂のことを、
「20歳(当時)とは思えないぐらい、“静かなふてぶてしさ”にみちている」
っていう書きぶりとか、ほんと、うまい。
どうも小説には馴染めないけど、エッセイと旅行記にかけては、私にとってフェイバリットな書き手のひとりです。

11時前に湯布院を出て、一路、夫の運転で福岡へ帰る。
去年の夏や冬に同じように湯布院に行くときに編集して作っていたCDを車中に見つける。
自分が作ったものながら、どんな曲を入れてたのかすっかり忘れてて、かなり面白く聞いた。
帰るついでに夫に連れられ、先延ばしにしていた運転免許証の姓および住所変更の手続きを、警察署で済ませる。

帰宅後、すごい雷雨。
吸い込まれるように寝入る私を尻目に、夫、月末の旅行やら何やらの手続きをまたやっていた模様。
そのうえ、駐車場関係のことで、このひどい雨の中、管理会社まで出かけていき、
そのついでに天神まで出て、結婚式の写真を現像したのまで、とりに行っていた。
私にはとてもできない芸当。

ということで、もろもろの感謝と敬意をこめて、今夜の夕食は不肖・わたくしめが担当しました。
鶏せいろ蕎麦、厚揚げステーキに生姜と葱をのせてお醤油をジュッとまわしかけたもの、そして、ゴーヤのしりしり。
洗濯もしました。翌日の夫用のお弁当(私は翌日も休みだもんね!)のおかずも作りました。
でも、最後、力尽きたので、お弁当用の鯖は夫に焼かせた。


ここから、今日、火曜日の日記。(長いよ、今日は。)

夫に合わせて起床し、ひとり分のお弁当を詰める。
朝のニュースで北島選手の金メダルの瞬間をもう一度堪能し、朝ランへ。
通勤中の皆さん、三十路(直前)女子がランシャツ・ランパンのスッピンで、失礼しますよ。
高宮への坂を上り下りしながら、最後は薬院まで出て、45分ラン。
メイクして、それなりの服を着ての汗は本当に切ないものだが、
「汗かいてナンボ」って前提があってのランニングでぐしょ濡れになって、
その後、即・シャワー浴びるのは本当に気持ちがいいものです。
しかし、私の腕やら顔やら、、、黒光りしてます・・・。

汗を流して、ついでにランニング用のパンツをお風呂で洗濯して
(夏用は1枚しかもっていないので、洗濯サイクルに間に合わない)、
テレビをつけてオリンピックチャンネルに合わせたら、男子体操の決勝が始まっていました。

お~!
「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!」だっけ?
アテネでのこの競技で、刈屋アナウンサーが聞かせてくれた名実況に心酔する私としては、
ここはスルーできるはずがないじゃあ、ありませんか。

その刈屋さんのインタビュー記事(@ほぼ日刊イトイ新聞)で読んでいたけど、
4年間の間に体操の採点ルールも随分変わったらしく、
それをふまえれば、予想通りではあるけど、ディフェンディングチャンピオンたる日本は、
今回の本命・中国を追いかける展開。手に汗握る。
でも、確かに中国、すごい。もちろん日本もすごい。
この競技のアジア人のすごさって、なんなんでしょうか?
ロシアとかヨーロッパの国々のほうが、おんなじ筋肉選手でも、見た目の隆々たるさまでは全然負けてるのに、
断然、日本とか中国とかの選手の演技のほうが、精緻で、美しいのだ。

敗色は濃厚になってきたが、逆転を祈りながら外出。
銀行で、口座の名字と住所を変更する手続きに、ようやっと行く。
勤め人にとって、平日の日中に出向かなければできない手続きって、なかなか厄介です。
それにしても、これは結婚したばかりの女子が共通して感じることなんでしょうが、
仕事では旧姓の通称で通しているので特に、新しくもらった通帳なんかの刻印を見ると、
「誰、これ?」て気分になります。
どうでもいいですが、新姓になって、私の姓名は7文字中4文字が母音です。

そのほか、買い物いろいろ。
先輩の引越し祝い、ジョグのお供でぼろぼろになったi-podのイヤホン買替、
秋口のランニング用のパンツ、無印良品で散財、スーパー。
もちろんすべて自転車移動。

帰ったら、体操男子は銀メダルを獲得していた。
逆転の金は、やっぱりならなかった。
それぞれの選手のインタビューを見たら、みんな若かった。
若手だと思ってた冨田選手が主将みたくなってて、もともとひどく無愛想というか、口下手な印象だったのに、
ほんとに中心選手、ベテランらしく、しっかりとした受け答えをしてて、じんときた。

納豆チャーハン作って食べる。
かなりよくできた気がしたので、夫の試食分を残す。
多少、味が薄かったり濃かったり、焼きすぎたりしても、何でも食べてくれるのに、
納豆だけは調理しないで食べるものだ、と言ってきかない。
自作の納豆パスタと納豆チャーハンを彼に食べさせるのは、私の小さな欲望だ。

今夜は彼は会社の飲み会なので、私は家でのんびり(ビール)。
あー、幸せ。夏の幸せだ。
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by emit9024 | 2008-08-12 20:40