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舞い降りる

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昨日の日記では無理におセンチになろうとしてみた私ですが、ゆうべの寝入りも数秒、今朝は目覚まし2時間近く無視といった具合で、心も体も余韻に浸る気がまったくないことがわかりました。それにしても、ゆうべのひとり晩酌は楽しかったなあ! 冷蔵庫がなくなってたので、天然冷蔵庫(=玄関の外)に1本ずつ、飲むときに取りにいったんです。(何本飲んだんだ・・・)

引越し屋さんの機敏極まりない動きに感動しつつ、搬出はものの30分で終了。ふ、私の完璧な荷造りゆえってのもありますけどね。がらんどうになった部屋を最後に拭き掃除して、チャリに乗って薬院を飛び立ち、新居の平尾に舞い降りる。さようなら薬院。ま、薬院~平尾間って、チャリで5分以内ですけどね・・・。これからも毎日、通りますけどね・・・。

で、本番はそう、新居で荷物をバラしていくことです。我が家の場合、何はともあれ床一面に広がった本たちを何とかせねばなりません。しかしさすが自分の蔵書の把握はバッチリです。1,000冊の本を見事、1時間で書棚に収めてみせたよホトトギス。写真がその一部です。

寝る場所確保のために寝室もなんとか片付けて、パソコンをセットしてコンポのスピーカーと繋いでi-tunesでの音楽環境もばっちり、ネットにも一発で繋がりました。夕飯はスーパーで買ったお惣菜とレトルトのおでんです。何年ぶりだ?!てくらいにミュージックステーションを見ながら食べました。出てる人たちの半分以上を知りませんでした・・・。

台所関係がまだ手付かずですが、今夜はもうじゅうぶんに働いたので続きはまた明日。おやすみなさい。
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by emit9024 | 2008-02-29 22:46

この場所から最後に

昔の日記を読み返したら、ここに引っ越してくる前日の日記にも、こういう題名で書いていた。

さあ、この部屋で最後のビールです。あ、つまり、この部屋で最後の夜です。何から書こうか。

今日と明日は引越有休をいただいてます。8時に起床。リサイクルショップの方が10時にやってきて、冷蔵庫と洗濯機、食器棚、ベッド、テレビを運び出してくれる。冷蔵庫と洗濯機にはまだ税務上の簿価があるはずだが、食器棚・ベッド・テレビは10年以上使ったので、償却も済んでることでしょう。今まで長いお付き合いありがとう。朝ごはんに、無印のグリーンカレーを食べる。か、辛い。

11時、強力な助っ人、来たる。実家の母です。食器類などの梱包を依頼。掃除もしてくれる。
退去後には業者さんの清掃が入ることはわかってるけど、やっぱりそれなりに掃除をして出たいと思っていて、この気持ちは、人にどう説明したらいいんだろう?とぼんやり考えていた昨今。母親に、人から言われるのと同じことを言ってみる。「あのね、自分でこうやって掃除して出て行っても、あとからどうせ、業者さんが業務的に掃除するっちゃけん、そんなに一生懸命せんでもいいとよ?」すると、「そりゃあ、わかっとうけど、恥ずかしかろうもん、あんまり汚いままで出て行ったら」と、こともなげに答えが返ってきた。おお、ちょっと感動した。そうか、この気持ちは、一言で言うと、「恥ずかしい」ってことなのだな。これは、特定の人に対する羞恥心ではなくて、なんといいますか、世間さまに対して、というか、常識として、っていうか、そういう気持ち。そうだよね、あたりまえのことだよね。ということで、台所もお風呂場も、洗濯機を置いてたパンも、なんだかピカピカになりました。こんなに綺麗になるんだったら、もうしばらくここで暮らしたいな、ってなぐらい。

夕方、荷物を運びがてら、母親と新居のほうに行く。うちから歩いても10分くらいなので、散歩気分です。家電とガスの開栓の立会いでたろうくんがいた。冷蔵庫と洗濯機、ガステーブル、テレビ、掃除機がやってきてる。「よかね~、何でも新しくて」と目を細めながら母、広いロフトに驚いた様子で、「お母さんが家出してきたら、ここに寝かせてね、邪魔せんようにするけん。」なんて言ってる。や、えーと、どちらさまも、夫婦は仲良くしてください。

母親と別れて、ひとりでもう一往復して荷物を運び込む。たろうくんより業務連絡の電話がかかってきたそのとき、本屋さんで呑気に立ち読みしてたのですが、さすがにそれは告白できませんでした。ええ、前日にこんなことできるのも、たろうくんが家具も家電も配送に立ち会ってくれて、お母さんが引っ越し準備を手伝ってくれたおかげです。ありがとうございます。人ってほんと、ひとりで生きてるわけじゃないんですよね(なんとわざとらしい殊勝さだ!)。

中谷美紀のエッセイ集「ないものねだり」(幻冬舎文庫)を購入して帰る。実は、中谷美紀さんの女優としての作品はひとつも見たことがない。でも彼女の書くものはとても好き。文体も書いてる内容も、すごくきっぱりしてる。その「ゆるくなさ」は、あの、とことん細身で目力が強くて無駄なものの一切ない感じで、彼女のルックスから受ける印象とぴったり合致してる。お茶やら日本舞踊やらを習い、ヨガや世界各地の旅行に親しみ、都会で一人で暮らして、飲んだり料理したりしてるその生活の書きぶりからは、「女優というひとつの仕事をとおして生きてます」って感じがひしひしと伝わってくる。もう、半分以上読みました。ええ、引越し前日にこんなことしてられるのも(以下略)。

さて、4年半を過ごした部屋での最後の夜ってことで、なんとなく総括的なことを書きたくなるのが人情ってもんですが、疲れてるのと、明日の荷物運び出しを考えるととても落ち着いた気持ちになれないのと、何より実感がないのとで、おセンチに浸る余裕はありません。現実ってこんなもんだし、これでいいんだ、って感じもする。

将来の自分がこの日々を懐かしく思い出すよすがは、もちろん自分が一番覚えている。そしてずーっと日記を書いてきた。あらためて、日記ってほんとにいいよね。私は割とセキララに書くほうだし、WEB上で公開してる以上、書かないことももちろんあるけど、自分が読めば、書いてあることから、その背景、書いてない部分も思い出すものです。折にふれて読み返すたびに、赤くなったり青くなったりするけど、過去の自分が微笑ましいし、何より、「人生ずっと繋がってる、これまでも何とかやってきた、だからこれからもがんばれる。」って気持ちになるものです。

この部屋に来た日の日記、2003年10月初め。


『新しい夢』
さあ、引っ越してきました。
日付も変わったというのに部屋はまだ、ひどい有様です。
今週のハードスケジュールがたたって、昼間からもうヘロヘロでした。
夜になってしずりんが訪ねてきて、ダンボールやら引越しゴミやらに囲まれて、
アルコールなんてなしで、アイスをすすりながら、
オンナ25歳について2時間以上も語る。
 
新しいライフ。
 
まだテレビもつなげてない。
真っ先にミニコンポをセッティングして、いまはフラッシュさんのCDをかけている。

 『それでも
  新しい夢へ
  新しい夢へ覚めていく
  気の抜けた明日へ
  気の抜けた明日へ決めていく』

フラッシュさんの歌は、希望と絶望とがないまぜになってるから大好き。そこがくるんです。

新しい生活が心から楽しみ、
でも浮かれてはいない。
ゆうべとはうってかわって、今朝からとても静かな気もち。
一人で暮らすことで、イヤーな感情をもつことがあるのも身をもって知ってる。
だけどそのうえで、こうしたんだもん。
いろんな夢を見るため。

いろんなわがままを、許してくれてありがとう。


大学時代も含めると、けっこう長いことひとり暮らししたよな。楽しかった。自由で気ままだった。自分のことを自分で全部するのは、全然、苦じゃなかった。周りには遊んでくれる人がけっこういたから、淋しいと思うこともほとんどなかった。若い時代のひとり暮らしは、私には、向いてたと思う。家事や雑事があっても、ひとりの時間はほっとするものだ。それを打ち切って新しい生活を始めようとする自分が、今でもどこか、不思議だと感じる。でも新しい生活に新しいわずらわしさはつきものだ。そのわずらわしさを引き受けようと思えるようになったこと自体が、今の最大の希望だと思う。

新しい生活でこんなにのんびり日記を書くことはなくなるかもしれませんが、というか、まずは新しい家でスムースにネットに乗れるのかどうかがまずは不安なのですが、これからはこれからの距離感で、また日記を書いていこうと思います。どうぞよろしく。
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by emit9024 | 2008-02-29 00:58

マエストロ!!!

今日のお昼、私が呑気に(いえ、真剣に)仕事してる間に、大川で買った家具が新居にやってきました。なかなかいい具合に配置されたというので、夜、荷物を運びがてら見に行った。おー、ちょっと、生活空間っぽくなってる! 

帰って、パスタを茹でて、キャベツとオリーブのサラダと一緒に食べたあと、荷造りの続き。もう、CDも全部詰めたし、本も、明日読む分(を確保してるあたりが。。。。)しかありません。部屋にはダンボールが積みあがってきました。

で、明日の朝、テレビをはじめ、お別れする家電をとりにきてもらうので、今夜は最後にこのテレビでDVDを見ることにする。やっぱりここは、これでしょう! 

ドイツの森で開かれたピクニックコンサート、小沢征爾指揮の『ロシアン・ナイト1993』!
缶ビール飲みながら見た。何度見てもいい。
なんて、繊細で、力強く、美しい曲たちなんでしょう!
そして、なんてなんて、心楽しいんでしょう!

見終わって、ついつい、同じく小沢さん指揮の『ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2002』に移行。
これまた、なんて軽やかで、華麗なんでしょう!
なんてなんて、こころ華やぐんでしょう!!

「ブラボー、オザワ! マエストロー!!!」
って、画面に向かって猛烈に拍手しながら、叫びます。

殺風景になったお部屋でも、果てしなく優雅で、かつ、湧き立つ気持ち。
クラシックの専門知識なんて全然ないのに、こんなふうに豊かな心持ちになれるなんて。
ああ、音楽ってすばらしい。
作曲した人、演奏する人、指揮する人、そしてそれを楽しむ人。
人間ってすばらしい!
思わず夜更かししてしまいました。
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by emit9024 | 2008-02-28 01:56

もう少し あと少し

今夜は仕事の後、新居を一部、掃除してきた。明日の午前中に家具が来るので、それを置く場所の拭き掃除だ。これまでに運び込み、無造作に置かれていた荷物たち(その半分以上は私の本ですが)が、明日の搬入に備えてきちんと部屋の隅に並べられていた。今日、有休をとった彼が、昼間にやってくれたようだ。それを見ると、妙に、この家で一緒に暮らすんだなーという実感が湧いた。なんというか、「自分のものは自分のもの。相手のものも自分のもの。」という感じがしたのだ。・・・・って、こんな表現じゃあ、単なるジャイアンですが。要するに、仕事でもなく、好意からのお手伝いでもなく、こういう作業を自然にやったくれる人がいるということ、この部屋の当事者は自分だけじゃないんだな、て思ったのです。


最近びっくりしたこと。まったく知らない方なのだが、もう4年以上もネット上の日記を読んでいる女性のことだ。ニューヨークに住んでカメラマンをやっているというのは知っていたが、彼女の仕事が雑誌「クーネル」のとある号に載っていることに気づいた。クーネルといえば、隔月刊化して以来3年くらい?欠かさず買って愛読し、1冊も捨てていないわたくし。おおお、この写真、もちろん見覚えがあるよ! 急いで(ダンボールに詰める前の=新居にも持っていく予定の)該当号を見返す。うわー、ちゃんとクレジットに書いてある、彼女の名前。そうかー、そうだったんだ。うれしい。


皇太子殿下のお誕生日以来、数日続いているマイブーム「皇室」。2006年の11月に行われた、黒田慶樹さんと清子さんの披露宴の動画を見てた。そりゃあ会場費とか警備費とかにお金がかかっているだろうけど、この披露宴は、本当に、質素。ケーキ入刀もお色直しも、当然キャンドルサービスもない。それどころか、披露宴のお食事は、前菜、メイン、デザートのわずか3品。いくらひとつひとつが厳選素材で最高級のものだろうが、3品だよ! これで2時間くらいやってんだよ、披露宴を! そして仮住まいとはいえ、おふたりの新居は1LDK、50㎡だよ! そんな慎ましやかさがサーヤらしいけど、なんというか、皇族の方って、本当に大変だなあと思う。

皇室という存在についての懐疑論、もっといえば批判というのもあるだろうし、考え始めるととても難しい問題だが、皇室にお生まれになったり、或いは、そこに入られた方々ご自身には、もちろん何の原因もない。私たちには想像もつかない世界で、自らのさだめを受け入れ、まっとうされている皇族の方々を、私は素直に敬愛する。

話はサーヤの披露宴に戻るが、「内親王さまだもの、結婚式くらい、せめてもう少し華々しくおやりになっても・・・」という気持ちはあるものの、あの宴では、乾杯の後、新郎新婦がメインテーブルに移動するんだよね。そのテーブルで、新郎新婦のお二人は、両陛下、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻とご一緒に座られる。この点に関しては、本当に良いなあと思った。さすがに、普通の披露宴のように、両家の親族が末席に、というわけにはいかないってことなんだろうけどね。まぁ自分が同じことやったら、これは世間一般のマナーからして大変顰蹙モノだけれども、ほんとは、それができればいいなあと思う。やっぱり、娘が結婚することを、いちばん喜んでくれるのは、そしてものさみしさを感じるのも、親だもんね。しかも、清子さんという方は、それまで、本当にご両親を支えられてきたという。披露宴での両陛下は、いつにもまして、本当に優しく、うれしそうなお顔をされているように、お見受けいたしました。
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by emit9024 | 2008-02-27 00:16

最後の週末の夢

■2月22日金曜日
元同僚より、昨日、初のベビちゃんを無事に産み終えたとのメール。予定日よりだいぶ早かったこともあってか、お産は大変だったみたい。話を聞くだにガクブルと震えるのがお産というものですが、それができちゃうところが女の強さか・・・。私にはまだ想像すらつかない世界。お目見えしたベビちゃん、むちゃくちゃかわいい!!! すごいよ~、あんなかわゆい子が、私のよく知ってるあの子のおなかに入ってたんだよー! おーい、君はいったいどこから来たの? そしてこれからどんな人生を歩むのかな?

召集がかかり、20時ごろより飲みに行く。たろうさん、とりあえず仕事のヤマが見えてきた様子。こういうときに飲みに行きたくなる気持ちは、そりゃあよくわかる。2時間の飲み放題はばっちりと元をとり、調子に乗ってカラオケへ。「うーん、こんなに遊んでていいとかいな?」という疑問を脇においておくなんてこと、私にはお茶の子さいさいです。酔っぱらって帰った一人の部屋で、『風林火山』を見てご満悦。

■土曜日
午前中から、ネットで凄いもんを見る。香港芸能界に大激震が走ったアレです。日本でたとえるなら玉木さんとか柴咲さんとか相武さんとかあたりの超人気俳優・女優さんたちの画像です。ていうか、それが誰だとかにかかわらず、そもそもあそこまでのものを初めて見たよ。うわー! そりゃあ、やってることはみんな一緒とはいっても・・・・。なんとも言いかねる気持ちになりつつも、気をとりなおして(?)昼寝を貪る。夕方から、車で新居に本の山を運ぶ。重い重い。すませて、相変わらず大賑わいの「李」で焼き餃子その他を食したあと帰宅。

8時半、ゆうきちゃん来る。そう、2並びの昨日は、ゆうきちゃんのお誕生日だったのです! ええ、そう、お誕生日の贈り物的な粗品を、自らうちまで取りに来てくれたのです!!! 一気に寒が戻って凄まじい寒さの中、しかも仕事帰りに、ありがとう。差し上げたほうがお礼を言わなきゃいけない状況ですいません・・・。この部屋にゆうきちゃんを迎え入れるのも、ほんとに今日が最後。この部屋に住んでからというもの、たくさんの人がここに来てくれましたが、この部屋歴でいうと途中から出会った人、別れた人、4年半という時間には、まあいろいろありました。でもその期間の最初から最後まで、コンスタントに、安定したペースで薬院エミ亭で飲み食いした相手は、やっぱりゆうきちゃんだった。この部屋で楽しんで(陽気に酔っぱらって)くれてありがとね。これからもよろしく。

さて、この日は、皇太子殿下の48歳のバースデイであった。皇室を敬愛するわたくし、そんなきっかけで、ついつい『陛下のご質問』(文春文庫)やら、『昭和史が面白い』(同)やらを読み始め、それも終えて怒涛の検索で皇室関係ネットサーフィン。果てはyou tubeでも検索して動画を見まくること、午前3時まで。不敬ながら、こういうことをしている場合じゃないってのに・・・。

■日曜日
案の定、目覚ましすっとばして寝ているとたろうさんより電話。今日は新居の家具を買いに行くのです。家具といえば大川。雪の舞い散る日曜日の朝から、えんやこらーとドライブです。南下しても雪は降り続いています。

たろうさんのお父さんの元ご同僚にして現在の大川市長のご友人が経営されている、家具の卸問屋の展示場に行ったのです。な、長い。こんな、えらい説明がいるくらいの、たいして太いわけでもない繋がりをたよりに行ったのですが、それはそれはご親切に応対していただき、もちろん値引きもしていただき、お昼ごはんに応接室で立派な仕出し弁当までいただき、おみやげまでもりもりといただき、なんというか、ほんとにあったかい気持ちになりました。そして爆笑しました。エピソード豊富。

媚びるとかへりくだるとかいうのがまったくない、あの素朴な歓待。応接室で待っていると、入れ替わりたちかわりやってくる、自分の親くらいの年齢の人たち。懐かしい昔話や、こてこての方言で語られる自分たちが売るものへの誇り。店内のレトロな飾りつけ、BGM。お店を歩いてると、すれ違う従業員さんたちすべてが、マニュアルではないあいさつをしてくれること。・・・働いてる人たちは平均的にご高齢で、私たちみたいに、「婚礼家具を」なんて言いつつも、お安いものしか買わない客だってきっと他にもたくさんいる。推測するだけでも大変なことはいろいろあるだろう。どうか願わくば、あのお店に長い繁栄を。もう170年も前から、そう、江戸時代からやってるお店だったのです。今日買ったものは、きっと10年は使うだろう(耐用年数を鑑みると・・・・って職業病)。それまでにどんなことが起こるかわかんないけど、今日のことを忘れずにいよう。モノだけの意味じゃなくって、ほんと、いいお買い物をしました。ありがとう。

えっちらおっちら福岡に戻り、無印とニトリでファブリック関係を購入し、自分らの旧居の荷物と合わせて、また新居へ運搬。カーテンをつけたら、寸たらずで爆笑だった。しかし、「ま、当面、いっか、これで。ね。」と、あっさり合意する。完ぺき主義では、とてもじゃないけど、このスケジュールで引越しは完了できません。解散後、私はまた、本やら靴やら自転車のカゴに乗っけて2往復。初めて今年の大河「篤姫」を通してみる。朝ドラ大河め、とか言ってバカにしてたくせに、まんまと泣かされた。宮尾登美子さんの原作は、社会人になって間もないころに夢中で読んだものです。

さて、泣いてるひまはなく、その後も引越し準備は続く。だいぶ荒んだ様相を呈してきたエミ亭、あと1週間です。
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by emit9024 | 2008-02-25 01:26

ナセルはアラブの大統領

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いろいろやりつつも、7時に退社。
ちなみに、今夜の上司は久留米支店に出張だ。巡業おつかれさまです。


私の仕事でもっとも余裕のある時期は2月と8月、いわゆる「ニッパチ」。
営業ノルマに毎月追われるような仕事でもないので、
毎年この時期になると、「(ほぼ)定時で退社できるって、なんて健全なんだろう。」としみじみする。
そして、「こんなにラクしていいんだろうか?」と一抹の不安も覚える。
えてして、そんな心配はものの1ヶ月できれいさっぱり吹っ飛んで、
またすぐに「あー早く帰りたい。」ってな生活に戻るんですが。

しかし、この時期の放課後、手持ち無沙汰になるのも事実。
基本的にひとり遊びには事欠かない性格なのだけど、
比較的早い時間に直帰する日々が3日も続くと、
「誰かを誘ってゴハン食べて帰ろっかな。」とうずうずし始める。
さみしい、とか、人恋しい、というのとも微妙に違う、説明しがたい不思議な感覚だ。
「こんなに余裕のある時期は、すぐに終わってしまうのだから。」
「今のうちに、友だちとも遊んでおかないと。」
「毎晩、家で本ばっかり読んでるのも脳がないかいな。」
てか、つまり、飲みたいっちゃろ?とか指摘されることもあるが・・・そうかもしれないが・・・。

前回の閑散期は去年の8月、ちょうど大阪世界陸上が開催されていたので、
嬉々として帰ってはテレビ観戦して、熱い(むしろ暑苦しい)ブログを毎晩書いていた。
でも今は2月。フィギュアスケートにもサッカーにも特段の興味をもっていない私。
もともとテレビはほとんど見ないし、夢中になるドラマも、今はない(それが私のデフォルトですが)。

じゃ、走ろうかな?とも考えてみたが、夕方5時半をまわるころから、私は劇的に空腹だった。
何度もお腹が鳴った。
お昼ごはん(自分で作った、たっぷりの量のお弁当)を食べてまだ6時間しか経ってないのに、
これはいったいどういうことよ。
よく走るようになってから、代謝が上がったのか、やけに食欲が増した気がする・・・。
こんな状態で走るなんてとんでもない。かといって、食べてから走るのも体がつらい。

やっぱりここは誰かと飲みに出るべきでは、という方向に心は限りなく傾きかけたが、ぐっと我慢。
今日の空腹は、居酒屋でも焼鳥屋でもなく、バーでもなく定食屋でもなく、
イタリアーンでないと埋められない感じがしたのだ。
オリーブオイルにガーリック、鷹の爪、そしてワイン。赤ワイン!
・・・・・・。
かといって、今日は給料日直前(うちの会社は22日が給料日です)。
美味しいイタリアーンを食べるには、ちょっと、ふところが心許ない。

「今日はおうちでのんびりしようかな。
 三谷さんと一緒に赤ワイン飲むのも悪くない。
(=三谷幸喜のエッセイを読みながら、ひとりでうち飲みするってこと。)」
なんて思って、結局、直帰することに。

スーパーで材料を仕入れて帰り、いったん、豆乳を飲んで空腹をごまかして、
今夜はまた「運び屋」稼業。
自転車にどっさり本を積んで新居の玄関に置き去りにして、とんぼ帰り。
うちの本棚も、だいぶ閑散としてきた。
・・・と、フルセットの状態を知っている人なら、言ってくれるでしょう。

それで帰って作ったのが、写真のお料理です。
ホタテとエリンギ、ミニトマト、玉ねぎのイタリアーン炒め。
キューピーのパスタオイルが残っていたので、冷蔵庫のお掃除の意味も兼ねて作成。
(ほんとはパスタにして食べたいところですが、お酒を飲むので炭水化物は諦める。)

スーパーでメルシャンの食卓ワイン(525円)も仕入れてきました。
ひとりで飲むためにワインを買うなんて、とても珍しいことです。
それだけでも結構、テンション上がる。
これで、ちびりちびりと(ほんとに?)やりながら、本を読む。
テレビを見る習慣のない私は、一人だとゴハンを食べながらも本を読んでるのですが、
アルコホルを摂取しながらの読書も、まったく支障はない。
あー三谷さん、大好き。

三谷さんが朝日新聞で長いことやってる連載が集められたこのエッセイシリーズは、
仕事関係の話、彼が好きな映画や舞台の話、そして、彼の家庭の話が主なトピックである。

妻である女優の小林聡美さんとの数々のエピソードも、
いやみったらしくなく淡々と、でも微笑ましく(時に爆笑的に)書く彼の筆力はさすがのもの。
小林聡美さんのほうのエッセイでも、夫たる三谷幸喜のエピソードはちょくちょく出てくる。
そっちも読んでるわたくし。どっちも、とても好きです。

「夫婦かー。」
と、なんとなく、しみじみと思う。

居慣れた家にこじんまりと一人で落ち着いて、
家事をしたりごはんを食べたり、こうやってブログを書いたりしてるこの生活も、
ほんとにもう終わるんだな。
あと10日もすれば、誰か(って、夫となる人ですが)と住んでいて、
それは基本的に、“死が二人を別つまで” 続くのだな。
めちゃくちゃ不思議。
てか、実感ない。全然。

考え始めると不安は山ほどある。
ひとり暮らしが長く、かなり気ままにそれを楽しんできたという自覚があるわけで、
自分の実家で過ごしても、何日かすると妙な居心地の悪さを感じるほどのわたくし。
それが、他人(って、夫となる人ですが)と暮らすなんて。まいにちまいにち。

おお、気が遠くなるぞ。
育児ノイローゼにしろ、介護ノイローゼにしろ、
「終わりが見えない。」というリアル感が、人にストレスをもたらすのだ。
さすがに呑気な私でも、ここんとこは
「引越しまでに何とかせねば・・・」と動き始めているが
(その割に、こんなに悠長にまいにちまいにち、ブログなんか書いてますが)、
この引越しは、これまでの引越しとは違う。
ほかの誰か(って、しつこいけど夫となる人ですが)と暮らし始めるための、引越しなのだ。
多くの人が通る道とはいえ、まさか自分が・・・ねぇ。

超心配性な私は、思いつくかぎりのネガティブ想像に想いを馳せている。
現実的なところをいえば、
生活習慣のギャップを埋め合わせる苦労やら、仕事に翻弄されてのすれ違いやら。
しばらく経ってからの予想だと、
周囲の「赤ちゃんはまだ?」攻撃によるストレスやら、
もちろん、子どもを授かればうれしいけど、そうなったらなったでの生活の変化やら、
あるいは育児と親の介護とが重なっての疲弊やら。
もしかしたら、私か彼かが思わぬ病気やら事故にあわないとも限らないし。

いかんせん、主に読書による想像力が育まれているせいか、
リスクヘッジをしたがる性質と相まって、やたらと具体的な最悪のイメージが、
まったく、潤沢な泉のように、どんどん湧き出てくる。

でも、まあ、なんとかなるんだろうけどね。
古来、「案ずるより、生むが易し。」というわけで。
ていうか、するしかないわけですよね。
何が起こっても、死ぬまで生きていかなきゃいけないんだもん。


今日読み返していた三谷さんのエッセイ。

彼が演出する舞台の主演俳優(鹿賀丈史)が、急病のため初日を目前にして降板。
東奔西走してようやく代役を探しだし、急いで稽古をやりなおしつつも、
「ほんとに幕はあくのか・・・」と暗澹とする三谷幸喜のもとに、一通のファックスが送られてくる。

「まあ、世の中、なんとかなるもんだから不思議です。」

不思議(不謹慎)なことに送り主は表記されておらず、誰からなのかわからない。
が、表示されていたファックス番号に、三谷幸喜はこう返信する。

「なんとかならないかもしれない。」

すると、また返信がくる。
「なせばなる。なさねばならぬ何事も。
 ナセルはアラブの大統領。」

誰だ、こんなファックス送ってくるのは、と調べると、その舞台の作曲をした井上陽水だったそうです。
陽水さん・・・・。
おもしろすぎです。


ま、そういうことでしょうから(?)、私のほうも、なんとかなるでしょう。
いまだに解体されないままの私のこの部屋の撤収も、
まだカーテンもじゅうたんも、ベッドすら買ってない新居の環境作成も、
新しい生活で、毎日テレビがつけっぱなしになってるだろうことも、
意外と神経質(らしい)私が、彼の衛生観念とどう折り合いをつけるかってことも、
彼に私のいびき(涙)と寝相の悪さをどう耐えてもらうかってことも、
距離的に近い割に、雨が降ったらやたらと不便な通勤も、
平たくいっての仕事と家庭の両立も、
引越しが終われば本格化する結婚式の打ち合わせでの疲弊も。
(ほんとに、挙げたらきりがないほどの可能性を想像しています)

だって、あれだけ変わり者っぽい三谷さんでも、
そりゃあいろいろ内実はあろうけど、「仲良きことは美しきかな。」的な家庭生活を送ってるんだもんね。
もちろん、お互いの、たゆまざる(ここが重要、でもきっと難しい)努力があってこそなんだろうけど・・・。

何より、ひとりのほうがラクなときは、そりゃもちろんあるだろうけど、
でも、ふたりだから楽しいときも、きっとあるでしょう。
そういう希望を感じたからこそ、始めたことだ。
それを忘れずにいないとね。


あ、パソコン、治りました。
ほんとにまったく、私は手段を講じていない。
なんで治るわけ?!
ていうか、じゃあそもそも、なんで不具合を起こしたわけよ?!
わからん。
でも、やる気になってくれたなら、うれしいことです。
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by emit9024 | 2008-02-21 23:05

光陰

パソコンは未だ闘病中。
しかし、3日目にもなると、「これがデフォルト?」てなぐらいに思えてくるのだから、
私の適応能力(とか言ってみたけど、要するにいいかげんさ)もたいしたものだ。


上司とはもう6年以上も隣接しあって仕事をしてるのだが、
この1年ほどか、彼の着席率が異様に低くなった。
やれ、打ち合わせだの、会議だの、来客だの、出張だのといって居なくなる。
「そんなに出歩いて、オメエはほんとに経理担当者なのかよ?!」
と言いたくなるところだが、はたと考えてみれば、彼はもはや一介の担当者ではなく、
課長、すなわち役席、とどのつまりは管理職なのだった。

そういえば、私が新入社員だったころに彼がやっていた定例的作業は、
いつのまにか、そのほとんどすべてが、私を含む部員の誰かに引き継がれている。
(ただ、我が社のブラックボックスたる税務の償却は、相変わらず彼がやっている。
 会計の償却は、緻密だけど基本的に明朗会計の世界なので、ほかの何人かでやってます)

うーむ。時は流れるものだ。
てか、よく考えれば(自覚をもてよ)、私も主任だし。
さらに驚くことには、私が経理(当時は主計というチーム名だった)に配属になったその日に
この世に出てきた彼のふたりめのお子さんが、今春からなんと、小学校に入るというではないか。

少年老いやすく、学成りがたしとは、このことね。
あ、この場合の「少年」っていうのは、上司じゃなくて、私のことを指してるんですよ。
やるならやらねば。ねぇ。


今日も上司は朝から、
 取締役会→病院→昼食→監査法人との打ち合わせ→北九州支店巡業
という離席コースまっしぐらでしたので、
彼のかわり(には、どう考えても成り得てないが)に内線なんかに応えつつも、
彼が帰ってくる前に、わたくしはさっさと退社しました。

彼に限らず、うちの会社のすごいとこは、北九州だろうが熊本だろうが大分だろうが東京だろうが(!)
出張先から直帰したり、ましてや宿泊なんて滅多にしないで、
必ず会社に帰ってくるってことですね。
夜9時でも10時でも、けっこうみんな、帰ってくるよ。しかもそのあと仕事・・・。
(ほんまもんのおエライさん除く)
いい風習かそうでないかはわかんないけど、仕事のできる人に仕事が集中するってのは、
往々にしてあることなんでしょうね。


会社からチャリで10分の道のりを経て、19時半には帰宅。

即、夜ごはんを食べる。
私の夕食はマジで適当なので、10分で終了。
お弁当のおかずの残りと、春菊のおひたしでした。

今夜は、新居への本の「運び屋」は、しませんでした。
飽きたから。(たった3日で・・・・。)
しかし、昨日のうちに選抜しておいた本たちをBOOK OFFに里子に出しにいくことは、やぶさかでない。
なぜなら、BOOK OFFが我が家からチャリで1分という場所に店を構えている気安さというのも当然ですが、
ゆうべも同じように売却処分に出向いた際に、見つけたんですよねぇ、探していた本を!!!

それは、「三谷幸喜のありふれた生活」シリーズ3巻、「大河な日々」。(朝日新聞社)
わたくし、このシリーズを現在6巻までBOOK OFFでそろえてきてるんですが、
半年以上、福岡市内各地のBOOK OFFを何かにつけて訪問しても、3巻とだけは、巡りあえなかったんですよ。

もちろん、今夜のお店はうちから一番近いので、何度も何度も行っていたのだが、
きのう、売る本に値段をつけてもらうための待ち時間中に、その出会いは、やってきた。
「おおお!
 売りやがったよ、誰かが!」
衝撃を受けつつも、ゆうべは買わずに帰ったのだ。
なんたって、引越しにあたって、本の運搬および新居での収納について悩まされている今日このごろ。
(さすがに、もう、1冊たりとも増やすわけにはいくまい・・・・。)
と、老獪に考えたわけです。

(待て、待つんだ、エミ。引越しが終わってから買えばいいさ。)
言い聞かせて帰ってきたあと、ゆうべは、代替行為として、同シリーズの2巻と4巻を読みふけってました。
もう何度目の読み返しでしょう。なのに面白い。
(こ、これは・・・・。)
決心が脆くも崩れ去るのに時間はかかりませんでした。
(明日、買おう。1冊くらい、ええじゃないか。うむ。)

というわけで、今夜の23冊の売却代金、570円に30円をプラスして、入手しました、3巻!

うーん、いつもながら、どうでもいい話にスペースを費やすこのブログ。

で、高鳴る胸を抑えつつ、引越しのための片づけ作業をし、
洗濯機をまわしながら明日のお弁当のおかずを作り、
ようやく腰を落ち着けて、待ちに待った3巻を読み始めたのが10時半ちょっと前。
「あっはっはー」と、時折、声を出して笑いつつ(ほんとにそれぐらい面白い)、
半年以上、渇望した本は、たった1時間で読了・・・。

おもしろい本って、
「もっと、もっと、早く早く。」
と、眼球やページをめくる指はあわただしく動いて、恐るべき集中力で読み進んでいく。
「そんなに急いだら、ああ、すぐに読み終わっちゃうよー」
と、だんだん悲しくなってきつつも、
当然スピードをゆるめることなんてできないわけで。

今から洗濯物を干してお風呂に入りますが、また寝る前に、読み返そうと思います。


あと、この本とはかなり違った心もちで、食い入るように読み入った本のことも、
近日中に書きとめたいところ。
吉井和哉の自伝です。
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by emit9024 | 2008-02-21 00:01

運び屋本舗 / あいうえお作文(違)

パソコンが治りゃぁせん。
まあ、何の手も打ってないから当然といえば当然なのですが・・・・。

日曜日から毎日、帰宅後、自転車を駆って新居に荷物を運ぶ日々です。
荷物=書物。
もう120冊くらいは運んだでしょうか。
そして、BOOK OFFに100冊くらい持っていきました。
でもまだ、我が家の本棚には、そうね、ざっと、400冊くらいはあるかいな。
まあ、まとめて箱詰めしてエイヤッと引越し当日に運べばいい話なんですけども、
いかんせん、量がありますので、
この狭いエミ亭で引越し前にそれだけのダンボールを置く場所が心配されるわけですよ。
だったら、ちょっとずつでも、自発的に運んでおいたほうがラクかなーと思って。
我ながら、地道な作業だな・・・。


いつも楽しく読ませてもらってる「almost everyday」で、
エリコさんがやっていた企画(?)をわたくしも真似っ子してみます。

携帯電話のメールツールを開いて、ひらがなを五十音順に入力し、
そこで出てくる最初の「変換予測語句」を列挙してみるというものです。
さて、私ったら、どんなボキャブラで携帯メールしてるのでしょう?

あ あなどれない
い いかに
う うれしいです
え 駅と
お 王さまが
か 買出し
き 来てくれる
く 来るのも
け 希有な
こ 高等な
さ 最強
し 所望
す ステキ
せ 説は
そ それなりに
た たい (←註:博多弁の語尾。「~ったい」)
ち ちゃんが
つ 作ってます
て 撤収できそう
と 年ごろの
な 何
に 日程は
ぬ 布
ね ね。
の のでは。
は はかって
ひ 引越しに
ふ 不安
へ (なんにも予測されませんでした)
ほ ほんと
ま 間に合うのか
み みやっち
む 向けて
め (なんにも予測されませんでした)
も もんです
や やるねぇ
ゆ 郵便物が
よ ヨロシク
ら ラク
り りたいので
る 留守
れ 連絡します
ろ (なんにも予測されませんでした)
わ 私のことは
を をします。
ん んだよね。

壮観! 
なんとなく、「自分語彙」に溢れてるなーって感じです。
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by emit9024 | 2008-02-19 23:03

銀幕の世界

しくしく。
また、パソコンが持病を発症した。
ありえない解像度のディスプレイを睨みつつ、書いてる今です。
私には尽くす手立てがないので、しばらく放置だ(過去2回もこれで治った。なんなんだー)。

数日前の地元紙に、我が社の記事が載っていた。
その内容については、もちろん承知していたものの、
「うわぁー、こんなことが正面切って公になったら、
 またすぐ『連結しろ』だの『セグメントを独立させろ』だの、監査法人に・・・」
と、何となく気分が重く。

今夜はまた走る、10キロ、57分20秒。
最近はだいたいおんなじコースを走ってて、これぐらいのタイムだ。
たとえばどこかの10キロレースを走ったら、初めて走るコースでも、1時間以内には走れるかな?てなぐらい。
もうちょっと速くなりたいもんですね。

浴槽にお湯を張って浸かったついでに床や壁を磨く。
明日のお弁当のおかずを作る。
今は、ジャージなどを洗濯中。
これだけやることやってまだ23時。
いい季節だ。

ゆうべ、NHK教育テレビでやっていた、市川崑監督の特番を見た。
1996年の「どら平太」製作時に録ったものらしい。

彼が監督した映画を私は一度も見たことがないんだけど、
先週、訃報のニュースで、かの「ビルマの竪琴」のラストシーンが1,2分流れて、
朝の忙しい時間にちらっと見ただけで、「こ、これは・・・!」と衝撃だったから。
それは1985年の中井貴一バージョンだったんだけど、
この日の特番では、1956年の安井昌二バージョンで、同じシーンが流れた。
隊長は若き日の三國連太郎。
やっぱりわずかな時間だけなのに、泣けた。

そのほかの映画もいくつかシーンが流されて、
若き日の岸恵子やら、山本富士子やら、吉永小百合、石坂浩二、17歳の浅野ゆう子やらも登場。
こういうふうに、パッパッといろんな映画の名シーンをワンカットずつ見るの、けっこう好きなんです。

そう、だからわたくし、「日本アカデミー賞」の授賞式をテレビで見るのも大好き。
候補作のシーンがいくつか紹介されて、俳優さんスタッフさんがドレスアップしてて、
受賞した人がスピーチをする、っていうのを見ると、なんとも楽しくなるんです。

でも今年は先週の金曜日にもう放映が終わってしまった・・・。知らなくて、見逃した。
あの授賞式は、前年の主演女優賞を受賞した人が司会をすることに決まってて、
今年は、中谷美紀だったのに。
役者以外の彼女の姿を見るなんてとっても稀有な機会だっただけに、とても残念。
ちなみに来年の司会は、樹木希林です。(今年、『東京タワー』で受賞。)
それはそれでなかなか面白いかも。

なので、私にとっては「日本アカデミー賞」こそが、
日本映画界の最高の賞だと昔から勝手に思い込んでいたが、
最近になって、なんと、そうではないことが判明。
「ブルーリボン賞」とか「キネマ旬報賞」とか、「毎日映画コンクール」のほうが、権威があるんですって。
なんだよ~、それなら、そっちのほうもテレビで授賞式をやってくれよ!

私が2007年にスクリーンで見てかなりの満足感を得た「天然コケッコー」は、
報知映画賞で、主演の夏帆ちゃんが新人賞を獲りました。
わーいおめでとう夏帆ちゃん! とってもいい演技だったもんね。
なんか、彼女が主演しているドラマが、今現在、「歌姫」なんか目じゃないくらい視聴率が悪いらしく、
今日のyahooまでもがトップトピックスとして伝えていましたが、
夏帆ちゃん、負けるな! 走れ! 君は美しい。
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by emit9024 | 2008-02-18 23:16

愛すべき生まれて育ってくサークル

週末はしんしんと冷えたところで1時間半ばかり過ごしたのをきっかけに、
なんだか悪寒に襲われて、こうなったらとことん、っていう感じでひたすら寝てました。
枕元に本さえあれば、おふとんの中って、体休まり心楽しむ最高の空間です。


で、森博嗣の『スカイ・クロラ』シリーズを4冊、週末で読み返したんですがね。
「はぁぁぁーっ。」てなもんです。
やっぱりこれが、彼の最高傑作かも!
高度。(なんたって空中戦のお話ですから、そもそも、文字どおりに高度がすごい。)
そして、からっからに乾いてるから、ときどき流れる血や、涙が、すごく際立って胸に残る。
はぁぁぁーっ。
この夏、あの押井守監督で、映画化されます。
この世界観がどんなふうになっちゃうのか、期待しすぎてはいけませんが、とにかく見に行かねば。


東京マラソンもベッドの中から観戦。
マラソンを愛するニッポン人が、とても好きです。
箱根駅伝やら各種のマラソン大会やら、私たちはあたりまえのように見てるわけですが、
マラソンの中継技術って、やっぱりニッポンが突出してるらしい。
去年の大阪世界陸上では、TBSが行った中継が全世界に流れたわけですが、
その素晴らしさに世界は震撼したそうですよ!


先日のこのブログに、茨木のり子の詩をちろっと引用して、
その流れでいろいろ検索してたら、個人的に超コーフンもののサイトを見つけました。

それは、そのものずばり、「自分の感受性くらい」っていうブログ。

書いている人は、私の1歳年下('79年生まれ)の男性で、岐阜県在住、
NPO法人の副代表理事を2年間つとめたあと独立し、
フリーのデザイナー・エディターとしてお仕事をしながら、
伝統工芸やら町おこしやらに携わっている、いわゆる「住んでいる街に密着した」生き方をしている方です。

ブログの文章も写真もとても素敵で、過去ログまで遡ってえんえんと読んでると、
ハッとしました。
この方、学生時代からしばらくは、我が街・福岡に住んでいたらしいのです。

そして、「天気輪」というサイト・フリーペーパーを作成し、
「ドットF.」の創成期にもかかわっていらしたらしいのです。

天気輪!
ドットF!

よく存じています。というか、知り合いは誰もいませんが、
バリバリの若者たちが集まり、福岡という街に根を張って、
オープンマインドでかなりのムーブメントを起こしてるってことに対して、
かつての私は、とてもうらやましい気持ちをもっていました。

ああ、あの「天気輪」の代表の方は、今、岐阜県にいるんだね。
そして場所を変えても、相変わらず、その地に足をしっかりつけて、
自分の方向性ってやつをもって、やりたいこと、自分にできることをやっていってるんだね。

ブログを見てると、やっぱりすごく、行動的な人です。
決して、「町を魅力的にしたい」なんて、絵に描いた餅を額縁に入れて、
実はものすごマイナーで自己満足的なことしかやってない、ような人では、全然ない。
とても外向きで、現実社会との軋轢もこなして、だけどやっぱり(精神的に)豊かな生活を送ってるっぽい。
素直に、眩しいと思います。

で、私はそういうブログを遠くから見てるだけの人なんですが、
「こういう人がいるんだ。」っていうのを実感するとき、
とても、生きるということに対する希望を感じます。
人は、自分で自分を幸せにすることができるんだと思えるのです。

はたから見たら価値が無くても、それは後世になんて残らず消えてしまうものでも、
やりたいことをやって、小さなことでもいつかどこかで誰かの役に立ったり、
人の気持ちをあったかくしたり感謝されたり、
そういう道のりのすべてが、幸せだというんだろうなーと思う。


今日のタイトルは、小沢健二くんの『天使たちのシーン』より。

こないだ、飲んだときにゆうきちゃんも言ってたんだけど、
好きなことをずっと続けて、追い求めてると、
時々ほんとにびっくりするような出会いがあったりするんだね。
大人になればなるほど、別れもあるけど、つながってくこともあるわけだねえ。

ていうかゆうきちゃん、あなたは知ってるよね、ドットFはもとより、天気輪も。
むしろ私よりも!


愛すべき 生まれて育ってくサークル
君や僕をつないでる ゆるやかな終わらないルール

冷たい夜を過ごす 暖かな火を灯そう
暗い道を歩く 明るい光をつけよう
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by emit9024 | 2008-02-17 20:38