カテゴリ:本読み( 6 )

このごろ読んだ本たち。

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新年2回目の読書記録?
また、たまってまーす。長いよー!

●『ハゴロモ』 (よしもとばなな 新潮文庫)
恋を失ったあとの描写がいつもながらに超リアル。
だけど少しも『女の執念』みたいなのを匂わせない、
嫌な人が一人も出てこない書き方が、とても好き。
癒されました。

●『海のふた』(よしもとばなな 中公文庫)
傷ついた人が、まわりの人や景色に助けられながら、
少しずつ、再生に向かっていく。
手を変え品を変え、それを書き続けていくこの人。
やっぱり優しい人なんだろうなあと思う。

●『お酒とつまみと友達と』 (こぐれひでこ 宝島社)
大好きなこぐれひでこさんの本。
写真もレシピもいっぱいあって、
お酒についてのかわいらしいうんちくもあって、
気軽に楽しく読んでほっこりする本です。

●『きっこの日記』 (きっこ 白夜書房)
有名なWEBサイト『きっこの日記』が書籍化。
俳句の話、猫の話、お母さんとの話が、特にいいのよね。
ひきずりこまれる文章力です。

●『ウサギはなぜ嘘を許さないのか?』
(マリアン M ジェニングス 監修:山田真哉 アスコム)
コンプライアンスについてのビジネス本、と銘打たれてるけど、
少しも難しくない、寓話です。
内部統制の構築に関わる経理部門の人間として、
これはぜひ、社会人の皆さんに読んで欲しい!

●『マダム小林の優雅な生活』
 『マダムだもの』
 『東京百発ガール』 (小林聡美 幻冬舎文庫)
BOOK OFFで100円になってるのを一気に3冊購入。
ほんとに肩の力の抜けた、気さくな書きっぷり。
きっとこういう人なんだろうなー。
三谷幸喜さんとの夫婦生活も楽しそう。

●『酒食生活』 (山口瞳 グルメ文庫)
グルメ文庫なんてものがあるのね! 私のため?!
酒と食とを愛した文士、山口瞳さん。
簡潔な文章で、おいしいものや、おいしいものを提供する人々が描かれている。
「これからもおいしい酒食を満喫しよう・・・」
と身をひきしめる(?)わたくしでした。

●『最後の息子』 (吉田修一 文春文庫)
短編が三つ。かつては、最後の「Water」が最高にイイ!
と思っていたけど、十何回目かの今回の再読では、
表題作の「最後の息子」の閻魔ちゃんの切なさにぐっときた。
私も大人になったのね・・・・。
それにしても素晴らしい表紙だ!

●『テロリストのパラソル』(藤原伊織 講談社文庫)
5年ぶりくらいに読んだ。もう話の筋はかなり忘れていたので、
初めてのときのように夢中になって読んだ。
5年前よりよく理解できたように思う。
だから5年前より感動したよ。
この人、寡作だよねー。新刊ほとんど見かけないもん。

●『家守綺憚』 (梨木香歩 新潮文庫)
いろんなところで、「いい、いい」って見聞きしてたこの本。
友達に借りて、読んだ。
「西の魔女が死んだ」は読んだことがあって、それも面白かったけど、
確かにこっちのほうがいい! ていうか私は好き!
不思議なお話なのに淡々としている文章。
四季折々の美しさ。

●『カンバセイション・ピース』 (保坂和志 新潮文庫)
数ある保坂さんの著書の中でも、渾身の一作!
その分、難しいところもあったけど、
この人の思考が本当に好きだ。
もう1冊買って、好きなところにいっぱい、
アンダーラインを引きながら読みたいな、と思った。

●『西日の町』 (湯本香樹実 文春文庫)
子どもが主人公で、老人が身近にいて、
ていうのがこの人のお話のパターンらしい。
人生は生やさしくないけど、ひどくもない。
そういう目線で書かれるこの人の本。
時々読むと、いいんです。

●『イタリアンばなな』
(アレッサンドロ G ジェレヴィーニ+よしもとばなな NHK出版)
ばなな日記にもよく登場する、イタリア人アレちゃんが書いた、
作家・よしもとばなな論。
そしてイタリアに関するよしもとばななのエッセイ群。

●『やがて哀しき外国語』(村上春樹 講談社文庫)
春樹さんの小説は何冊かしか読んだことのない私だが、
エッセイは全作制覇する勢い。
この人のエッセイ、ほんっと面白いんだよねー。

●『ついてない日々の面白み』(よしもとばなな 新潮文庫)
WEBで公開されてる日記の書籍化、もう第9弾。
常に私の生活のかたわらにあるシリーズです。
いろいろ大変そうだけど、人生を貫く態度、というのが
いつも変わらないので読んでいて安心する。
しかしすごいタイトルだなーと思う。

●『青鳥』(ヒキタクニオ 光文社文庫)
キャリアウーマンが主人公の恋愛じゃない小説、
って珍しいなあと思って買ってみた。
前半は、「うーんコレは面白いのか・・・?」と半信半疑で読んでいた。
しかし最後の切ないカタルシスよ。
うーん、そうだ。そうなのよ。がんばれ!て感じだった。

●『ZOKU』 (森博嗣 光文社文庫)
“犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする非営利団体「ZOKU」と、
 彼らの悪行を阻止せんとする科学技術禁欲研究所。”
これを、おもしろがるかくだらないと思うかは、
ほんと、その人次第だろうなー。
登場人物がみんな川に関する名前でした。
揖斐くん、かっこいい。
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by emit9024 | 2007-02-24 22:34 | 本読み

3ヶ月ほどの読書記録。

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久しぶりの、読書記録です。
10月、11月は仕事で死んでいたけれど、
その鬱憤を晴らすかのように、けっこう本を読んでいた。
睡眠時間を削ってまでも・・・。

私、基本的に、自分の家ではテレビつけないんよね。
(狭い部屋に収納スペースを生み出すために、
 時々「テレビ捨てようかな・・・」と思うほど。)
そのかわり、ベッドの中でも、酒飲みながらも(笑)本読んでます。
テレビ感覚。

しかし、仕事に余裕が出てきた12月は、意外と読んでなかったりするんだけどね笑

そんなわけで、読書記録たまってまーす。長いです。いきますよォー!

●『陛下の御質問』(岩見隆夫 文春文庫)
昭和の天皇、裕仁という存在が如何なるものであったのか、
政治家や官僚、宮内庁の人々との関わり方はどうだったのか、非常によくわかる良書。
「物事を改革するには自ら緩急の順序がある。
 かの振り子が滑らかに動くのは静かにこれを動かす結果である。
 急激にこれを動かせば、必ず狂う。」
というのが信条のひとつであったという。
帝王だったのだなーと思う。

●『朝霧』(北村薫 創元推理文庫)
「円紫さんと私」シリーズ第5作、再読。
良質なビルドゥングス文学なものだから、思い出しては繰り返し読みたくなる。
少しずつ大人になっていく「私」が愛おしいのだ。
しかしこのシリーズ、なかなか出ないんだよね。

●『マドンナ』 (奥田英朗 講談社文庫)
初めてこの人の小説読んだ。
大きな会社組織で働く、壮年のサラリーマンが主人公の短編が5作。
会社といい家庭といい、描写が全て、
わかる、わかるなーって感じだった、どれも。すごくリアル。
この人、サラリーマン経験があるのだろうか?

●『いくつもの週末』 (江国香織 新潮文庫)
もうこれも何度目の再読かわかんない。
彼女自身の結婚生活についてのエッセイ。
「私と夫の生活は、表面はともかく、日々、愛憎うずまいている。」
オビのこの一文が、この本の凄さを何より表してる。
甘くないのに、読んでると、ちょっと結婚したくなるのです。

●『有元葉子のごはん上手』(有元葉子 新潮文庫)
おうちごはん関係のエッセイは大好きです。
どんな本にも共通する精神は、
「日々、ごはんを作って食べること、それが人生そのものだ。」
ってこと。だから、ごはんは大事にしたいなーと思うのです。

●『ボクの音楽武者修行』 (小澤征爾 新潮文庫)
これも、ことあるごとに読み返してるなー。
世界のオザワが、26歳で書いた自叙伝です。
素直で快活、行動的で家族思いな青年が、
世界に出て行って成功を収める青春期。
文章も実に生き生きとしていて、スカッとします。
絶対おもしろい。かなりオススメです!

●『ダウン・ツ・ヘヴン』 (森博嗣 中公文庫)
「スカイ・クロラ」シリーズ第3作。
空を這い、天国に堕ちる。
そんな近未来を生きる戦闘機パイロットの物語。
乾いた心に時々熱い涙。
森博嗣作品の中でも、特別独特なシリーズ。
シンプルな装丁も、どれも極上です。

●『神田堀八つ下がり』 (宇江佐真理 徳間文庫)
徳間文庫を買うのは珍しいですね。大好きな宇江佐さんゆえだ。
江戸の市井の人々の哀歓を描く・・・ていう、
私の大好きなおもむきの短編集でした。
小さな起承転結が、しっとりきます。

●『たそがれ清兵衛』 (藤沢周平 新潮文庫)
これもまたまたの再読ですね。
表題作は映画を見た人は多いと思いますが、よくある話で、
小説のほうがぜーったい面白いです。
江戸の下級武士たちの事情は、サラリーマンにも通じるものがあって、
会社員の方々には特に共感できるんじゃないかな。
けっこうユーモラスな雰囲気もあって、オチはどれも痛快よ。

●『東京湾景』 (吉田修一 新潮文庫)
3年くらい前、ものすごーく熱愛していた作家です。
私が年をとっちゃったから、あのころの情熱は薄れてしまったけれど、
現代の若者を書かせたら、この人の右に出る人は、
やっぱりなかなかいないと思います。
都市生活者も地方在住者も、エリートも、肉体労働の人も、
何を書かせてもリアルなんだよねー。ひりひりします。

●『美人画報』(安野モヨコ 講談社文庫)
これを読んできれいになりたい・・・
と、思って買ったわけじゃない。
美人道を追求するほど根性ある性格じゃない。
でもやっぱり、こういうの読むのって、面白いんだよね。

●『長崎乱楽坂』 (吉田修一 新潮文庫)
2007年の元旦、朝が来る前に読んだ本。
へビィだったので、読後、なかなか寝付かれなかった。
おすすめかと言われると、なんとも言いがたい。
希望のある物語ではない。
ただ、強く心を揺さぶられる。何かしら共感する。
文学だな。

●『同じ年に生まれて』 (小澤征爾*大江健三郎 中公文庫)
2000年に行われた対談。
同世代で、音楽・文学という道を追求してきたふたり。
磊落でオープンな小澤さん、孤高の大江さん。
交わって、いろんな説得力ある文言が読めます。

●『ポプラの秋』 (湯本香樹実 新潮文庫)
主人公は小学生の女の子。
でも、甘っちょろくない、文学です。
毛布みたいにあったかくなんてない、
さむざむとした日常に訪れた、救いとは。

●『負け犬の遠吠え』 (酒井順子 講談社文庫)
いわずと知れたベストセラーです。
独身女子としては、ぞっとしない本です。
ただ、ときどき読みたくなるんよね。こういうのって。
現実を認識したくなるわけです。

●『きょうも女優ごはん』 (水野真紀 集英社be文庫)
女優さんが出した手慰みの本なんかじゃなくて、
この人、本気で料理修行してます。
でも語り口が至ってフラットで、写真もきれいで、
時々読み返しては、なんとなくいい気持ちになっております。

●『ぶらんこ乗り』 (いしいしんじ 新潮文庫)
いしいさんを世に知らしめた第一長編。
童話ってこういうものだよナーと思う。
愛情があふれてて、つらくて。
泣きました。

●『トリツカレ男』 (いしいしんじ 新潮文庫)
なんでこんなに切ない物語を書くかねー。
でも、読後感はとってもいいよ。
短いし、さらっと読んで、ちょっと泣いて、
あったかい気持ちになりましょう。

●『夜のピクニック』 (恩田陸 新潮文庫)
話題になってるから読んでみたかったんだけど、
実はそれほど期待してなかった。
それがもう、一気に読んじゃった。そして爽やかな感動。
なぜか自分の青春まで肯定したくなるような、
優しさとすがすがしさを持っている本です。
2006年の読書のベスト3に入りそうだな!

まだまだ書ききれてない本がイロイロあるんだけど、
とりあえずこの辺で~。
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by emit9024 | 2007-01-05 22:38 | 本読み

最近読んだ本たち

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前回の読書記録のあと、読んだ本たち。ここ1か月分くらいかな?
夏は仕事に余裕がある時期なので、たくさん読めてハッピー。

●「あやめ横丁の人々」 (宇江佐真理 講談社文庫)
「あやめ横丁」の名の由来に「してやられた!」と思ってしまった。簡単なんだけどね。
宇江佐さんの小説らしく、読ませるけど・・・やっぱりこの人はシリーズ物のほうがいいね。

●「黒く塗れ」 (宇江佐真理 文春文庫)
ということで、めでたく文庫化の運びとなった、「髪結伊三次」シリーズ第5作。
タイトルがロックやね。
ついに、伊三次とお文の間に赤ちゃんが生まれた!
お気に入りの同心・不破友之進の出番も多くて満足。

●「夏のこどもたち」 (川島誠 角川文庫)
あさのあつこさんの「バッテリー」以来、小中学生くらいを主人公にした、
「大人も読める青春小説」って、雨後のたけのこのように出現してるよね。
でも、川島誠の青春小説は、年季が違う。
ひねくれてて冷めてて、ヒリヒリしてる。でも子供。
そこが好きよ。

●「千利休とその妻たち 上」 (三浦綾子 新潮文庫)
夏休みだから、娯楽作ばっかりじゃなくて、たまには歴史大作を!
とか思って、買ってみた。初めての三浦綾子小説。
いやー、さすが。きっちり硬派な、名手の文章。緻密な構成。
一気に読んじゃった。ところで下巻が、なかなか売られてないよー!

●「ニシノユキヒコの恋と冒険」 (川上弘美 新潮文庫)
装丁がきれいでね、単行本のときから気になってた本。
川上弘美の小説って、「ちょっと好きかも・・・」と思って買うんだけど、
読んでると、「うーん、やっぱりちょっと、嫌いかも・・・」といつも思う。
大衆向けはやっぱり、「センセイの鞄」だけでしょうか。

●「ガンジス河でバタフライ」 (たかのてるこ 幻冬舎文庫)
20歳大学生だったたかのてるこの、インド一人旅。
まずタイトルが秀逸。で、表紙、マジで泳いでるし!この人。
もうこれが全てを表している。
ハチャメチャで無鉄砲なようだけど、相当、みずみずしい感性の人。

●「インド旅行記1 北インド編」 (中谷美紀 幻冬舎文庫)
たかのてるこを読んだ後、本屋に行ったらちょうど出てたので、買った。
女優・中谷美紀のインド一人旅。
「嫌われ松子の一生」を撮り終え、疲弊したココロを乾かしにやってきた。
さすがにたかのてることは全く趣が違う本。
この人、浮ついたところがまったくない、僧侶のような女優やね。

●「いしいしんじのごはん日記」 (いしいしんじ 新潮文庫)
前回の読書記録では読んでる途中だったので、もう一回。
ついに読み終わっちゃった! 幸福なごはん日記だった。
いいよねー、港町での、自炊生活。
茶道に落語に執筆、そしてとれたての魚で自炊して晩酌。
もう2回目も読んじゃったぜ。

●「博多学」 (岩中祥史 新潮文庫)
こちとら博多人ですからね!
郷土愛をくすぐられる本でした。
うちの会社(地元企業です)も、相当、飲みごとが好きだけど、
やっぱり博多ってそういうお国柄なのね・・・。

●「あかね空」 (山本一力 文春文庫)
ご存知、直木賞受賞作。文庫になったら読もうと思っていた。
最初のほう、幸せな結婚生活のころ、あまりの切ない幸福感に涙・涙していたら、
いやー、こりゃ、甘ったるい小説なんかじゃなかった。
現実というものをビシっと見据えた時代小説だった。

●「私たちのお弁当」 (クウネルお弁当隊・編 マガジンハウス)
隔月刊行になって以来、一回も欠かさず買ってる雑誌「クウネル」の中でも
私がいちばん好きな連載が、一冊の本になったもの!
これを読むたびに、お弁当づくり頑張ろうって思います。
実際は、私のお弁当は余裕で冷凍食品も使ってますが・・・。

●「ツレがうつになりまして」 (細川貂々 幻冬舎)
スーパーサラリーマンだった夫がうつ病になってからの日々のマンガ。
ライトに書いてあるけど、実際はすごく大変だったろうと思う。
うつ病は、気合なんかじゃ治らない病気です。

●「デッドエンドの思い出」 (よしもとばなな 文春文庫)
冒頭の画像がその表紙です。なんて美しい装丁でしょう。
5つの短編からなる小説集。
なんて悲しく切ない話ばかりなんでしょう。
そして、なんてささやかな、祝福のラストが用意されてることでしょう。
本当にまじめな、人間の幸福を願う気持ちで書かれている。
最初の2編、号泣して、翌朝、目が腫れました・・・。

夏の間に買って、まだ読んでない本がいくつかあります。
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by emit9024 | 2006-09-17 00:11 | 本読み

読書記録まとめて。

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ここ1ヶ月くらいで読んだ本、まとめて書き記しておく。
●「博士の愛した公式」(小川洋子 新潮文庫)
先入観でこういう話は苦手かと思っていたが、初読では熱い涙。そしてもう3,4回読み返してしまった。映画は未見。

●「人生劇場」(三浦しをん 新潮文庫)
夜中に爆笑しながら読んだ。以前から目をかけていた(→エラそう)若手作家。祝・直木賞受賞。

●「恋ほおずき」(諸田玲子 中公文庫)
初めて読んだ作家。優れたストーリーテラーって感じ。一気に読んだ。完全なハッピーエンドじゃなくて寂しかった。

●「中田英寿 鼓動」(小松成美 幻冬舎)
BOOK OFFで100円だったのを購入。中田英寿の20歳前後の頃のルポタージュ。すごい取材量。「nakata.net」で同時期のヒデのメールと合わせて読むと、さらに震撼だ。

●「涙堂 琴女癸酉日記」(宇江佐真理 講談社文庫)
大好きな宇江佐さんの読切連作小説。お盆に実家で一気読み。面白いけど、やっぱり「伊三次シリーズ」とは雲泥の感。

●「ひな菊の人生」(よしもとばなな 幻冬舎文庫)
64ページ目で、本を閉じてしばらく号泣。そのあともヒックヒク泣きながら読み終わった。やっぱりばななは私の涙腺を刺激する。

●「なんくるなく、ない」(よしもとばなな 新潮文庫)
生きることに真摯でいたいと思わせる、沖縄エッセイ。

●「剣客商売11 勝負」(池波正太郎 新潮文庫)
大好きなシリーズ。もったいないから、少しずつ読むのです。剣客ものでありつつ、お腹がすく本。

●「男の作法」(池波正太郎 新潮文庫)
男ばかりでなく女も読むべし。

●「神々の食」(池澤夏樹 写真:垂見健吾 文春文庫)
大好きな書き手と、前々から興味をもっていた写真家が一緒に本を出してるのを発見! 至福の、沖縄食エッセイ。

●「あしながおじさん」(W.ウェブスター 新潮文庫)
再読。ジュディの最後の手紙に、心底からの共感をもって涙した一年前を思い出す。

画像は、いま読んでいる途中の本。

『ごはん日記』 (いしいしんじ 新潮文庫)
私ね、人の日記読むのが大好きなんよ。とりたてて波乱万丈でもなく、小さな浮き沈みを繰り返す日常のリアリティ。それに、毎食のことが書いてあれば最高! 自炊中心ならなお良し!
食べるものって、大げさだけど、その人の人生に対する姿勢があらわれる気がする。
しばらく前から、この人の小説をよく本屋で見かけていたけど、まだ読んだことはない。
それでもこのエッセイ読んで、あまりにブラボーで、これ読み終わったら絶対買おう!と思っています。
でも、このエッセイ読み終わるのがもったいないから、異常にちびちびと、もったいぶってゆっくり読んでるんです。
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by emit9024 | 2006-08-15 21:07 | 本読み

学校ともだち

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3年前に一度読んだことがあった本を、BOOK OFFで見つけて購入。
大好きな本だったのです。

再び読んで、やっぱり「あー面白かった。」と思って、
かつての自分の感想を読み返してみた。

思ったこと、なかなかちゃんと書けてる。
再掲載しとこ。

◆◇◆◇

お友だちに借りて読んだ初めての長野まゆみの本は、
少年たちの一年が彼らの言葉で学級日誌に綴られるもの。

友だちとの楽しい遊びやケンカ、わくわくする授業、
心の通い合わなさや不条理に対する初めての戸惑い。

少年たちの季節が、きらきらしくせつなくうつくしく描かれてゆく。

世界はゆっくりと、しかし確実に終わりに向かっている・・・。

輝きの背景に見え隠れする退廃の雰囲気が、なんとも独特で心ひかれる一冊だった。

(2003年3月9日 初読)

◆◇◆◇

「(担任の欄 より)
 みなさんはこのようにしていろいろな人やものごとと出逢ってゆくのです。結論も答えもひとつではありません。きょう解決できないことがあっても、あしたはうまくゆくかもしれません。そう考えるようにいたしましょう。誰しも、一瞬にしてものごとを判断することなどできないのですよ。もしも、できると云うなら、それこそ驕りというものです。」
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by emit9024 | 2006-03-18 20:40 | 本読み

甘露梅

読んだ本のこと、これからここで記録していこうかな。

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宇江佐真理の本は大好きで、これまでたくさん読んできた。

時代小説が好きなんです。
歴史物、お武家物、もいいけど、市井ものにめっぽう弱い。

「市井の人々の哀歓」とか、裏表紙のあらすじに書いてあると、ついつい手にとってしまいます。そして吉原を代表するような、いわゆる岡場所ものにも目がありません。

なんでこんなに好きなのかなあ?と自分でもいぶかしんでいたんだけど、
そこんとこをうまーく解説で書き表してあった点でも、この本、買いでした。

小さな出来事がぐっとドラマ性を帯びる。
現代小説でも不可能じゃないんだけど、時代小説のほうが何となく、素直に胸に響いてくるのかも。
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by emit9024 | 2006-02-20 01:13 | 本読み