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Yes,We Can!! て叫べるか?

新しい指導者を迎えるアメリカのお祭り騒ぎを見ていると、
いかにあの国が閉塞しきっていたかをつくづく感じるところではあるけれど、
なーんかちょっと、おめでたすぎるんじゃないの?
なんて思ってしまう私はひねくれ者でしょうか。

国民が自ら投票して国の元首を選ぶシステムだから、
日本の新首相誕生なんかよりよっぽど盛り上がるのは当たり前だろうし、
マイケル・ムーアの映画「華氏911」なんかを見てると
政治はおろか、軍事行動までもを、
石油を始めとした利権のために動かしていた面が多々危惧されるブッシュに
アメリカ国民がいいかげん倦んでいたのも、わからんでもない。

そこへきて、バラク・オバマは限りなく清新に近いイメージだし、
ひとの心を動かす「ことば」を訴えるという、政治家としての強力な武器をもっているし、
彼がハーフであるにせよ黒人だということも、
おおむね単一民族という認識で成り立っている日本に生まれた私たちには、
本質的にわかり得ない求心力になっているのだろう。

それにしても、あの熱狂ぶり。
心をひとつにして愛国心を謳いあげることができるなんて、
素晴らしいな、うらやましいな、
という気持ちももちろんあるけど、同時にその恐ろしさみたいなものも感じちゃうよ・・・。
それが、今なお世界の超大国として君臨するアメリカで起こっていることであれば尚更。

ま、(私も含め)政治を批判することすら放棄した無関心な日本人よりは、よっぽど幸せなのかな。


さて、1月の仕事が始まって15日、大きな山場をいくつかクリアし、
でも決算業務全体でいえば、まだ序盤としかいえないよ、という今日このごろ。
そろそろ疲れを感じてきましたよ。

今では四半期ごとにやってる業務であれば、
心身共に「決算モード」に入るのは割とスムーズ、
それに私なんて新卒以来ひたすらこの会社に留まっているんだから、
会社の来し方についてもかなりの知識と経験を得ていて、
それが仕事にもおおいに役立っているわけだけれども、
その分、当然、それなりに重たいこともやらなきゃいけない長時間労働の日々、
身も心も疲れてくると、小さなつまずきが大きなダメージになったりすることは、
やっぱり今でもあるわけです。

(・・・・って、上の文章、8行でひとつの文だ。長い。)

こうなってくると、「もうドラマとか見てる心の余裕はない!」て感じになるとこが、
やっぱり基本、テレビっ子ではないんでしょうか。
そもそも昨日は「ヴォイス」の放映時間には帰宅できなかったし、
今夜は21時過ぎには帰宅して、簡単な料理作ったところで
「これから『トライアングル』だなー・・・でも、もう、いいや。
 あのドラマ、謎が謎を呼びすぎてて、見ててちょっと疲れるっさね。」
と嘆息した結果、夜ごはんのお供はテレビではなく、もう何度も読んだエッセイ本でした。

それでも今夜の帰りがちょっと早かったのは、
風邪ひいてる夫の分まで、こんなときぐらい家事を一手に引き受けねば!
と、いちおう家庭人として意気込んだからというのもありますが、
先週から悩み続けていた案件のひとつに、ようやく落としどころを認められ、
ちょっと一息つかないともたない・・・と思ったからであります。
by emit9024 | 2009-01-20 22:42


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