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もう少し あと少し

今夜は仕事の後、新居を一部、掃除してきた。明日の午前中に家具が来るので、それを置く場所の拭き掃除だ。これまでに運び込み、無造作に置かれていた荷物たち(その半分以上は私の本ですが)が、明日の搬入に備えてきちんと部屋の隅に並べられていた。今日、有休をとった彼が、昼間にやってくれたようだ。それを見ると、妙に、この家で一緒に暮らすんだなーという実感が湧いた。なんというか、「自分のものは自分のもの。相手のものも自分のもの。」という感じがしたのだ。・・・・って、こんな表現じゃあ、単なるジャイアンですが。要するに、仕事でもなく、好意からのお手伝いでもなく、こういう作業を自然にやったくれる人がいるということ、この部屋の当事者は自分だけじゃないんだな、て思ったのです。


最近びっくりしたこと。まったく知らない方なのだが、もう4年以上もネット上の日記を読んでいる女性のことだ。ニューヨークに住んでカメラマンをやっているというのは知っていたが、彼女の仕事が雑誌「クーネル」のとある号に載っていることに気づいた。クーネルといえば、隔月刊化して以来3年くらい?欠かさず買って愛読し、1冊も捨てていないわたくし。おおお、この写真、もちろん見覚えがあるよ! 急いで(ダンボールに詰める前の=新居にも持っていく予定の)該当号を見返す。うわー、ちゃんとクレジットに書いてある、彼女の名前。そうかー、そうだったんだ。うれしい。


皇太子殿下のお誕生日以来、数日続いているマイブーム「皇室」。2006年の11月に行われた、黒田慶樹さんと清子さんの披露宴の動画を見てた。そりゃあ会場費とか警備費とかにお金がかかっているだろうけど、この披露宴は、本当に、質素。ケーキ入刀もお色直しも、当然キャンドルサービスもない。それどころか、披露宴のお食事は、前菜、メイン、デザートのわずか3品。いくらひとつひとつが厳選素材で最高級のものだろうが、3品だよ! これで2時間くらいやってんだよ、披露宴を! そして仮住まいとはいえ、おふたりの新居は1LDK、50㎡だよ! そんな慎ましやかさがサーヤらしいけど、なんというか、皇族の方って、本当に大変だなあと思う。

皇室という存在についての懐疑論、もっといえば批判というのもあるだろうし、考え始めるととても難しい問題だが、皇室にお生まれになったり、或いは、そこに入られた方々ご自身には、もちろん何の原因もない。私たちには想像もつかない世界で、自らのさだめを受け入れ、まっとうされている皇族の方々を、私は素直に敬愛する。

話はサーヤの披露宴に戻るが、「内親王さまだもの、結婚式くらい、せめてもう少し華々しくおやりになっても・・・」という気持ちはあるものの、あの宴では、乾杯の後、新郎新婦がメインテーブルに移動するんだよね。そのテーブルで、新郎新婦のお二人は、両陛下、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻とご一緒に座られる。この点に関しては、本当に良いなあと思った。さすがに、普通の披露宴のように、両家の親族が末席に、というわけにはいかないってことなんだろうけどね。まぁ自分が同じことやったら、これは世間一般のマナーからして大変顰蹙モノだけれども、ほんとは、それができればいいなあと思う。やっぱり、娘が結婚することを、いちばん喜んでくれるのは、そしてものさみしさを感じるのも、親だもんね。しかも、清子さんという方は、それまで、本当にご両親を支えられてきたという。披露宴での両陛下は、いつにもまして、本当に優しく、うれしそうなお顔をされているように、お見受けいたしました。
by emit9024 | 2008-02-27 00:16


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