華がありますわいなぁ

土曜日、博多座にて「2月花形歌舞伎」夜の部を見に行ってきました!
亀さま!亀さま! 市川亀治郎さんが本命です。
2ヶ月も前からチケットをあたためていたのですよぉ。

『菅原伝授手習鑑 車引』
梅王丸・・・中村勘太郎
桜丸・・・・市川亀治郎
松王丸・・・中村獅童
藤原時平・・市川男女蔵

三つ子の兄弟が敵味方に別れて・・・ていうお話。
勘太郎くんがすごく大人になってたのに驚いた!
声もよくて、ぴしっとしてて、もう立派な歌舞伎役者。
亀治郎さんの桜丸は、役柄上もあるけど、それはそれは端正で潔癖な感じで、らしかった。
最初、勘太郎とふたり、似たような格好で大きな笠をかぶり、顔の見えない状態で登場するんだけど、
声だけですぐに「あっ亀さまはこっちね☆」と分かる自分に笑えた。

『鳴神』
鳴神上人・・・・・片岡愛之助
雲間の絶間姫・・・市川七之助

神秘的なお話なんだけどなぜか世話物的な雰囲気も漂う面白い劇。
せりふがわかりやすくって、仏道ひとすじに生きてきた鳴神上人が、
絶間姫の癪の発作を鎮めるため、体に触れるんだけど、
その乳房のやわらかさ、あたたかさに一気に恋に落ちて(というか欲情して)
「仏道は捨てます!」となってしまい、大上人の威厳も何もあったもんじゃなく、
姫に言われるがままにこれまた生まれて初めての酒をぐいぐい飲んで、寝てしまう。
あほだ。
絶間姫は、大上人様を惑わす絶世の美女って設定で、
七之助くんの女形はそれはそれは美しいんだけど、妙におきゃんな姫ぶりだったのが、
若者が演じる花形歌舞伎ならではのおもしろさになっていたと思います。

『蜘蛛糸梓弦』
蜘蛛の精、童、薬売、座頭、新造、傾城薄雲・・・市川亀治郎
源頼光・・・・中村勘太郎
碓井貞光・・・中村獅童
坂田金時・・・中村亀鶴
卜部季武・・・中村七之助
渡辺綱・・・・市川男女蔵
平井保昌・・・片岡愛之助

花形歌舞伎のメイン7人が大集合!
で、なんといってもこのお芝居は、亀治郎さんですよー!
6つの役を早変わりに次ぐ早変わりで次々と演じ分けるのです。

どの役でも、たっぷりと踊りを見せてくれるんだけど、
役によって、素人目で見ても、踊りの所作も全然違うのね。
どれもハマってたー!
特に、最初の、振分け髪の童のかわいらしさといったらなかったです。
あの、坊主頭にしてすら、とんでもなく暑苦しかった(失礼)お屋形さまが、
こんなにかわいらしい童に・・・。
役者ってすごい。
亀さまの手から、スパイダーマンも顔負けの勢いで次々に繰り出される蜘蛛の糸。
すごく華やかできれいで、そのたびごとに「わああああ!」と小さく叫んだ。
そして、舞台じゅうにまき散らかされる糸の残骸を、その都度、後見さんたちが一生懸命回収する姿、
それはないものとして、粛々とお芝居を続ける役者さんたち、
おお、これぞ歌舞伎のお約束だ。
みんなで舞台が作り上げられている。

勘太郎くんが、これまた見事なお殿様ぶり。
せりふまわしや声も、お父さんに何だか似てきた。血だな。

最後はやんややんやの大喝采。
歌舞伎には珍しいスタンディングオベーションとなりました。

興奮を胸に、当然飲みに行きますよ。
ワインのフルボトルは、ふたりで2本、あきました。
帰ってからも興奮さめやらず、亀治郎さんの「情熱大陸」のDVDを見返し(もう5回目)、
さらに、「風林火山」の好きな回(三国同盟と、そのあと、嫁ぐ梅姫との別れの場面がある)を見ました。


日曜日、今日は、新居の寸法を測りに行きました。
とはいっても、仕事したのはたろうくんと不動産屋さんのいつものお兄さんで、
私は、いてもいなくてもいい子と化してました。
うーん、たろう氏。使える人材だ。

で、そのあとはうちの近くの焼き鳥屋で、キープしてた焼酎お湯割りなんてちびちび飲みながら、
今後の日程など打ち合わせ。
共同生活をするにあたっての、互いの「青年の主張」にもひと段落ついて、
「そうだ、金曜日ねー、あのあと(電話で話した)、私、走りに行ったよ」
なんて世間話的に始めたら、
「あ、そうだ。引っ越したら、夜9時以降のランニングは禁止ね」
と言い渡されてしまった・・・。
私   「えーっ。えーっ。えーっ。」
たろう 「安全管理上の問題です」
私   「えーっ。えーっ。えーっ。」
たろう 「そうだそうだ、そこをしっかり取り締まらないかんかった」
私   「えーっ。えーっ。えーっ。でもたまには・・・。ね。」
たろう 「だめといったらだめ。土日の昼間だったらいくらでも走っていいけん」
まあ確かにね。
わからんでもないけど。
物騒な世の中やもんね。
でも、そうか、共同生活にはそういう不自由があったか・・・。

で、今からまたまた、亀さまの「情熱大陸」を見ます。
ほんと好きだよな、自分。
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by emit9024 | 2008-02-03 22:12


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