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元気を出したい

最近、休みの日の落ちっぷりがひどくて、若干、自己嫌悪。

とにかく起きられない。下手したら夕方まで延々と寝てる。もう半病人状態。いくらでも寝れる。
確かに、9月も仕事はなかなか忙しかったし、残暑も厳しかったとはいえ、
カレンダー通りに休んでいたし、気ままなひとり暮らしで家事育児に追われるわけでもないのに、
この体力のなさというか、「気」のみなぎらなさ、みたいなのはひどい。
オマエにゃ若さってもんはないのか!と自分に突っ込みたくなる。
何をするのも億劫で、ひょっとして、軽度のうつ状態なのだろうか?と思うほど。

まあ休みの日中限定の話で、それも夜になれば元気を取り戻すし、平日は仕事もふつうにできるし、家事もそれなりにやってるし、人と会うのも楽しいし、だいじょうぶだろうけどね。

とはいえ、今日は私にしては珍しくお腹の調子が悪くて、寝ても寝てもだるくて、ふと気づいて熱を測ってみたら、微熱のちょっと上、くらいまで上昇してた。
うーん。つまり、早い話、夏バテか・・・・。

それにしても、いろいろ思うところはあるわけで。
なぜか昔から、近しい人にも、しっかりしてるとか意志が強いとか見られがちなんだけど、
いやはや全然、ぐらぐらぐだぐだなことも多くって。

仕事は割り切って深入りせず、アフター5を楽しんでるOLさんとか、
クリエイティブな輪の中にいる人たちとか、
家族を作り育んでいるお母さんとか、
仕事をするのが当たり前でひたすら邁進できる男の人たちとか、
今の自分とは違う道を歩いてる人たちがうらやましくなることも、よくある。
迷うこと悩むことも多いし、それも、考えてもしようがないようなことで絶えずうじうじしてるわけで、そういう自分がまた嫌になったりして。で、ふて寝したりして・・・(そして悪循環メビウス

でも、私は私。いいとこも悪いとこもあってあたりまえ。
素直に自然にいつでもそう思えるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうだけど、
結局、落としどころはそこだってのはわかってるから、
そのまんまの自分を(東ではない・・・って寒)、認めて大事にしていかなね。
自分を大事にするのは、まわりを大事にすることにもつながるけんね。

さて、やる気がない中でも、というより、むしろそういうときこそ、読書がぐんぐん進むもので、最近もいろいろと読みました。

佐藤多佳子の『しゃべれどもしゃべれども』(新潮文庫)、恩田陸の『まひるの月を追いかけて』(文春文庫)は、ひきこまれて一気に読んだけど、ものすごく心にせまるほどではなかった・・・。もちろん、お二方とも、どの作品もはずれはないんだけどね。

椎名誠の『風のかなたのひみつ島』(新潮文庫)には、意外なほどに心動かされて、思わず姉妹作をネット注文しました。シーナ一行が、津々浦々の日本の小さな島をゆく、という旅行記。垂水健吾さんの写真がまた、ほんとにいいんだなあ。

小澤征爾と広中平祐の対談本、『やわらかな心をもつ』(新潮文庫)は、1976年の対談とあってこれまで存在を知らず、BOOK OFFで偶然見かけて買ったんだけど、これまたすごく面白かった。ふたりとも、まるで天才なんだけど、非常に人間くさいっていうか、魅力あふれてて。

中谷美紀の『自虐の詩日記』(幻冬舎文庫)もよかったなあ。彼女の『インド旅行記』も読んだんですが、文章がうまいのと、感受性が豊かなのと、あと、同年代の働く女子として、なんとなく共感をもっちゃうのとで、著書を見かけるとついつい買っちゃいます。でも実は、彼女の演技って私、見たことないのよネ。

雑誌もいろいろ。今号の「クーネル」は銀座特集。人生でたった1度しか銀座にまかりこしたことのない私だけど、それでもずいぶん楽しめるのがクーネルの素晴らしいところなのよね。単なるガイド本じゃないからね。

NHKが出してる「きょうの料理ビギナーズ」って雑誌も、こないだ初めて見かけて買ってみたんだけど、実用的なのはもとより、誌面がなんだかいい感じにシンプルで、見てるだけでも楽しいです。

あとは、三谷さんのエッセイ『ありふれた生活』を何度も何度も読み返してますが、このシリーズ、文庫化されないので、単行本をひたすらBOOK OFFで集めてるんですよね。市内のBOOK OFFをさんざん見廻ってますが、どうしても3巻だけが見つかりません。ここは財布の紐をゆるめて、思い切って定価で買うべきかいな、、、。
by emit9024 | 2007-10-01 01:46


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