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学校ともだち

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3年前に一度読んだことがあった本を、BOOK OFFで見つけて購入。
大好きな本だったのです。

再び読んで、やっぱり「あー面白かった。」と思って、
かつての自分の感想を読み返してみた。

思ったこと、なかなかちゃんと書けてる。
再掲載しとこ。

◆◇◆◇

お友だちに借りて読んだ初めての長野まゆみの本は、
少年たちの一年が彼らの言葉で学級日誌に綴られるもの。

友だちとの楽しい遊びやケンカ、わくわくする授業、
心の通い合わなさや不条理に対する初めての戸惑い。

少年たちの季節が、きらきらしくせつなくうつくしく描かれてゆく。

世界はゆっくりと、しかし確実に終わりに向かっている・・・。

輝きの背景に見え隠れする退廃の雰囲気が、なんとも独特で心ひかれる一冊だった。

(2003年3月9日 初読)

◆◇◆◇

「(担任の欄 より)
 みなさんはこのようにしていろいろな人やものごとと出逢ってゆくのです。結論も答えもひとつではありません。きょう解決できないことがあっても、あしたはうまくゆくかもしれません。そう考えるようにいたしましょう。誰しも、一瞬にしてものごとを判断することなどできないのですよ。もしも、できると云うなら、それこそ驕りというものです。」
by emit9024 | 2006-03-18 20:40 | 本読み


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