ぜひにおよばず

●土曜日

夫、予想どおり、完璧な二日酔いだが、私より早く起床してるんだから、見上げたものである。
(というか、やはり私が見下げ果てた人間なのか・・・)

私のほうは、前日にも増して凄まじい右肩の痛みに首を動かすのも難儀な状態。
ごろごろ読書したりして過ごし、夜は夫の希望で(といっても作ったのも夫だが)、辛いお鍋にした。
豚肉、ニラ、えのき、キャベツに人参、もやし、ごぼう、マロニー。
胡麻もたっぷりの美味しいお鍋でしたよ。
夜もひたすらゴロゴロしながら本とテレビ。と、私だけ、ビール。
申しわけ程度に、夕食の後片付けやガス台の掃除などは、わたくしがしました。


●日曜日

洗濯機がまわる音や、バタンバタンと夫が出たり入ったりする(スーパーに買い物に行っている)様子を
片耳で聞きながら惰眠を貪るのが、休みの日の午前中の幸せ。
夫、働くなあ。
私、働いてないよなあ。
なのに仲良くしてくれる夫は、やっぱり、神かも。

きのう、湿布くさーい1日を過ごしたおかげか、右肩はかなり良くなった。

母の日だしってことで、ちょっとした贈り物を携えて実家へ。
しゃべるしゃべるー。

帰宅後、ランニング、45分。
走るのはやっぱり気持ちがいいですね。
買ったばかりのランシャツを下ろしてごきげん。
ショッキングピンクなのですよ!!!
「かわいねー、似合うよねー」(by 私)
「ちっちゃいねー」(by 夫)

汗みどろで帰ってきて、シャワー浴びたらごはんができてましたよ。
ええ、ここは私にとって、上げ膳・据え膳の世界。。。

今日はワンプレートに盛り付けてみました(夫がね)。
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ちくわと切り昆布、にんじんの煮物。
ミニトマト、小松菜。
豚肉と春雨、にんじん、ほうれん草、椎茸のピリ辛炒め。
そして、タラのムニエル。塩コショウして小麦粉をはたき、にんにくバターで焼いた(そうです)。
今日もごちそうさまでしたーーー。にこにこ。

(申しわけ程度に、後片付けやシンクの掃除などは、わたくしがしました。)

●大河ドラマ『天地人』

今日のサブタイトルは、「本能寺の変」。
信長さまの最期です。
毎週まいしゅう、狭い小部屋で初音タンとワイン飲んで禅問答みたいなのしてるばっかりで、
どこが強いのか、ほんとに天下統一目前だったのか、まったくわからないという、
ほんとにかわいそうな扱いの信長さまでした。
てか、既に退場済みの人たち、みんなひどい扱いされてる、
テレビ史上、稀に見る、しょーもない、この大河なんですけどね☆

吉川晃司の信長、ほんとに良かったと思うんだけどねー。

ここ10年ぐらいの大河や大型時代劇で信長を演じたのはというと、
渡哲也、反町隆史、舘ひろし、村上弘明など、
非常にお顔も演技も濃い人が多かった。

信長という人物のスケールの大きさをあらわすために、迫力ある俳優が選ばれていたのだろうが、
あの有名な信長の肖像画を見てごらんよ。
神経質そうで、しゅっとした目鼻立ち、ごくごく、うっすいお顔の人ですよ。

その信長に、吉川さんはとっても近かったと思う。
切れ長の目の眼光も鋭く、低く深い声で唄うようなせりふまわし、りゅうとした立ち姿、
底知れない孤独感の表現なども、なかなか良かったと思うのです。


NHKの公式サイトでのインタビューによると、
吉川さん、歴史や時代小説が大好きらしい。

「信長には、いろいろなエピソードがありますが、
 正史に対する稗史(はいし)の部分が大きいと思います。
 いわゆる民衆が語り継ぎながら面白く作っていったキャラクターというのかな。
 ただ、本当の信長はどうであったのか。調べていくと興味深いことがたくさんあります。」

ここだけとっても、彼がかなり真面目に、張り切って役に臨んだことがよくわかる。
稗史、なんて言葉が出てくるところが嬉しいじゃないの。

「織田家は信長で3代目ですが、
 楽市楽座の発想はすでにおじいさんの時代からあったようです。
 信長の父親も知識、行動力ともに優れた人物だった。
 信長の代にはある程度の経済力にも恵まれ、その中で才能を羽ばたかせていったということですね。」

うんうん、よくご存知ですこと。

「本能寺の変で最後に謙信と対じしましたが、
 あれはどちらがどれだけ孤独だったのかという“信長の孤独”対“謙信の孤独”というシーンでしたね。
 戦国時代のトップというのは、いつ殺されるかわからない。

 いくら謙信が“義”を唱えても、なかには信長方に寝返る人間もいるだろうし、
 誰を信じていいのかわからなくなる。疑心暗鬼にもなるだろうし、
 人格が壊れてもおかしくないと思うんですよね。
 それでも人をまとめるオーラを出し続けなくてはいけないんです。」

「このドラマで初音が信長と関わるのは、そこなのかなって。
 信長はきっと初音の前では鬼じゃないんです(笑)。
 孤独を背負っている人間が壊れずにいるための存在として初音がいる、僕はそう解釈しました。」

なんてのを読むと、このドラマのあまりに破綻した脚本や演出を、
なんとか理解して昇華しようとする涙ぐましい努力に、頭が下がります(笑)

というわけで、今日の「本能寺の変」は、
長澤まさみが演じる謎の女忍者・初音と、大河ドラマ恒例の幽霊出演・謙信が
飛び道具として華を添えるということもあって、
そのほかはかなり、通説どおりのオーソドックスなものでした。

「時、至れり! 敵は本能寺にあり!」と叫ぶ明智光秀、

襲撃を知らされ、「是非におよばず」と答えて、
白い夜着のまま大弓をとって戦う信長、
その脇には、これまで影も形もなかった森蘭丸らしき小姓も突如、登場してましたし、
弓矢がひゅっと刺さって「もはやこれまで」と炎に包まれるお堂で端座し、果てるという最期。

その後、山崎の地で秀吉に破れ、農民兵みたいなのに竹槍で刺されて死ぬ光秀も、
これまた王道でした。

本能寺の変といえば、これまで相当な数、映像化されている有名事件ですから、
そのそれぞれの演出や俳優さんの演技を比較するのが、楽しみってもんなんですよねー。

例のインタビューの末尾に、

「本能寺の変で信長は終わりましたと言われても、すごく困りますね(笑)。
 僕のなかではまだ終わってないのだからすごく気持ちが悪い。
 だって、恋をしたようなものですからね。
 その女性を好きになって、ある程度わかってきたときに、ぴゅっと離されてしまう。
 いや……もうちょっと……え~っ……ていう感じですよ(笑)。」

と吉川さんの言がありましたが、その気持ちは察してあまりある。
せっかく張り切ってたのに、中途半端な脚本のおかげで、
たいして活躍できなかったもんねー。さぞかし無念でありましょう。
吉川さん、ほんとにおつかれさまでしたー。

ちなみにドラマではそのあと、
兼続たん(つまぶき)とお船さん(ときわ)が、
晴れて不倫の恋を実らせ(違うのだが、そうとしか思えないこのダメ脚本・・・)
初夜を迎えていましたが、
真っ白い夜着が時代劇の基本だというのに、
なぜか青いの(つまぶき)と赤いの(ときわ)を着て寄り添う二人が、
どうにも「温泉に入って旅館の備え付けの浴衣を着ました~」って感じに見えて、
あーあ、ってな気持ちになったのでした。
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by emit9024 | 2009-05-10 22:11


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